【質問企画参加用】インタビューに答えて頂きます!
望月ひなた @SAL所属
【コラボ企画】ミーシャ✖️音羽
登場人物紹介
ミーシャ
『RE:SELECT』では、主人公達の前に突如現れる、謎の強キャラとして初登場。
相棒のルル(ルルーシュ)と共に、和服を着ている。ミーシャは袴姿。
キセルを愛用している。
音羽
陰陽師・土門博臣の唯一の式神にして、正体は猫又というあやかし。
普段は女性の姿で、パティシエでもある博臣が経営する、『パティスリーシノノメ』で働いている。
ミーシャ同様に和服を嗜む。
世界観
『RE:SELECT』は、いわゆる『剣と魔法のファンタジー』な世界観。
18歳の少女達が、故郷の村を旅立つところから物語は始まり、大きな街へ行き冒険者ギルドに登録、地竜討伐のクエストをいきなり受注し、現在クエストの真っ只中である。
…だがその裏で暗躍する数々の勢力が、徐々にその姿を晒しつつある。
『王道ファンタジーの展開』の後に待ち受けるものとは、果たして…?
https://kakuyomu.jp/works/16818622173101963478
パティスリーシノノメシリーズは、現代の日本(2017年)が舞台の、現代ファンタジー。
北海道小樽市にオープンした、パティスリーシノノメを主軸に描かれる、ちょっと不思議でちょっと怖い、ちょっと泣ける…かもしれない物語である。
問一、お互いの第一印象は?
「音羽の印象かぁ、戦ってみたい…かな」
「同感です。互いを知るには、それが一番早いでしょうね」
「あたしの事はどんな風に思った?」
「…得体の知れない、気持ちの悪さを感じましたね」
「くはっ、いいねぇ。正直なやつは好きだぜ」
「はぁ…初対面の相手にかける言葉ではないのでしょうね。申し訳ありません」
「いいっていいって。あー、でもあんたの主人…博臣だっけ?そっちも気になるな。見た目弱そうだけど、絶対なんか大技隠してるだろ?」
「まぁミーシャったら…博臣様に手を出そうものなら、二度と刀を握れなくしてやりますよ?」
「おぉ猫耳出てきたー冗談だって」
問ニ、過去一番怒った出来事は?
「それは…思い出したくありませんわ。私自身の力不足で、博臣様の大切なものが奪われてしまった…何も出来なかった過去の私は、今も許せません」
「あたしも、自分の無力を感じた時だな。明確な敵を目の前にして、何もできなかった。ニンゲンどもに全てを奪われちまったからな」
「…これは、深く追求せず次に参りましょうか」
「それがいいな」
問三、今日はお互いに、自分の世界のお土産を持ってきているみたいですが、交換してみてどうですか?感想を教えてください。
「あたしからはこれだな、脇差っていう刀だ」
「まぁ、これは…見てもよろしいですか?……あなたの世界の鍛治技術は、かなりハイレベルなのですね。私の世界でも、ここまで出せる鍛治職人は、そういませんわ。かなり高価なものなのでしょうね」
「そ、そうか…?(武器屋で二足三文で買えるやつだなんて、言いにくいな…黙っとくか…)音羽は猫だろ?脇差なんか必要ねぇかもな」
「そんな事はありませんよ。手札は一枚でも多い方がいい、というのは博臣様の教えですから。使う機会が来るかもしれません。ありがとうございます」
「音羽のそれは何だ?箱…?」
「私は…こんな高価な物を頂いたのに、消え物で恐縮ですが、こちらにしました」
「おーこれって、博臣の作った甘味か?」
「はい。いちごのショートケーキ、シャインマスカットのタルト、チョコレートケーキとモンブランです。日持ちしませんから、早めに食べてくださいね」
「これ、なんかキラキラしてるな」
「それはナパージュといって、ツヤを出し、果物の乾燥を防ぐ液体を塗っているのです」
「へぇ…色々な甘味を食べてきたけど、これは絶対美味いやつだな。この青くて四角いのは…?おー、冷たさを保てるのか?お前の世界に魔法はないって言ってたけど、これもう魔法じゃねぇか」
「ふふっ、あなたの反応が面白いです。進んだ技術は魔法に見えるというのは、本当のようですね」
問四、誰にも言っていない密かな趣味とかありますか?
「あー…ほんとここだけの話にしてくれよ?仕事柄いろんな国にいんだけどよ、変装してその国の内部に入り込むのが楽しいんだよ、これが。この間はドレスも着たな、スーツを着てパーティに忍び込んだこともあるぜ」
「なかなかいい趣味ですわね。袴を穿いているのも、何か理由があっての事なのですか?」
「へぇ、これハカマっていうのか?ワフクっていうのかと思ってたぞ」
「まぁ間違ってはいませんが…世界によって常識は違うでしょうし、ミーシャがそう言うなら、それはワフクなのでしょうね」
「音羽はどうだ?」
「…本当にここだけの話にしてくださいよ?博臣様の匂いを嗅ぐ事です。その…脱いだ衣類を洗濯する前に……」
「うっわ完全に猫じゃん」
「し…仕方ないでしょう!私は猫なのですから!」
「あははっ、また猫耳出てきたぞー」
問五、お互いが最も大切にしている人へ一言お願いします。
「んー、そうだなぁ。無茶すんのは勝手だが、心配する奴がいることは知ってて欲しいよな。まあ、あのクソ親父はそんなこと聞いちゃくれねぇだろうけどな」
「…あなたの気持ち、少しだけ分かる気がします。博臣様は、何事にもひたむきで情熱的です。ですが、時々でいいからちゃんと休んで、体を労ってほしいですね」
「ははっ、音羽も頑固な主人で苦労してるんだな」
問六、過去一嬉しかったことは?
「そうですね…私の正体が猫又であると、博臣様に受け入れてもらえた時ですね」
「へぇ、最初は隠してたんだ?」
「色々事情があったのです。ミーシャはどうですか?」
「嬉しかったこと、か。すまねぇな、それは未来にとってんだ。必ず成し遂げたいことがあるんでね。だから、その質問には答えられねぇ、すまん」
「いいのですよ。人それぞれですからね」
問七、毎日必ずやっているルーティンは?
「るーてぃん?習慣みたいなことだろ?刀の手入れかな。あとは瞑想だな」
「あら、意外と硬派なのですね」
「そうか?当たり前なんじゃねぇの?」
「私も、毎日ではないのですが、猫の姿で過ごすようにしていますよ。猫の身体感覚を、忘れないようにするためです」
「いいよなぁ、あたしも猫みたいに、たまには1日ゴロゴロしてみてぇなぁ」
「すればいいではありませんか」
「簡単に言うなよ…最近忙し過ぎなんだよ」
問八、これだけは譲れないもの、事はありますか?
「そうだなぁ、家族とか言ったらルルに笑われんだろうなぁ。でも、紛れもない本心だな。あ、これも誰にもいうなよ?」
「ふふっ、ミーシャは隠し事が多いのですね」
「笑うなって」
「はいはい…でも、家族ですか…素敵な答えだと思いますよ」
「音羽はどうなんだ?」
「私はもちろん、博臣様が平穏でいてくれるかどうかですわ」
「いや、そりゃそうなんだろうけどさ…博臣を抜きにしたら、どうなるんだ?」
「…?」
「音羽自身のための、譲れないものはないのか?って事さ」
「そうですね…あまり考えた事はなかったですが…猫である事、でしょうか」
「つまりは?」
「食べたいときに食べて、寝たい時に寝て…撫でて欲しいときに撫でてもらえる」
「それ、めちゃくちゃグータラな人間と変わらねぇな」
「でもそれが許されるのが、猫ですから」
問九、一日自由な時間が急にできました。何をしますか?
「甘味巡りだな。最近食えてないけど」
「先程も思いましたけど、好きなのですね、甘い物が」
「そうだよ。あれがないとハリが出ねぇっつーか、気分がささくれていくのが分かるんだ。この頃無駄に忙しすぎんだよ、ったく」
「なるほど…あくまでお店に行って、食べ歩く事にこだわっているのですね。私も誘われたら行きますよ」
「音羽もなんだかんだ忙しそうだな」
「そうですね。自由時間は、博臣様とおでかけがしたいです」
「デートか?博臣のやつ、そんなタマじゃないだろ」
「そんなタマではなくて、照れているだけです!それに、睡眠不足が常態化しているので、きっと寝たいでしょうね」
「はぁー…音羽の苦労がちょっと見えたわ」
「でも、自由にしていいと言われたら、やっぱり猫の姿で過ごすでしょうね」
「おいおい、質問の答え3つ連続で猫じゃねぇか」
「ふふっ、本当ですね」
問十、次にお互い会ったら、一緒にやってみたい事はありますか?
「そんなの一択だろ、喧嘩しようぜ」
「はぁ…そう来ると思いましたわ」
「そっちの世界の戦い方に興味もあるしな」
「博臣様と連携すれば独自性が出てくるのでしょうが、私自身は何の芸も隠し技もありませんよ?」
「それでいいんだよ、あたしは猫又のお前とやり合ってみたいんだ」
「お手柔らかに願いますね」
「あーでも、博臣の甘味くれるんなら大人しくする」
「本当ですか?」
「うん、約束する」
「正直ですね、あなたも。次は、ルルという方もご一緒に、パティスリーシノノメに遊びに来て下さい」
「え、行ってもいいのか?」
「私があなたとやってみたい事は、お菓子作りですから」
「どういう事だ?」
「忙しくてお店を巡れないなら、せめて食べたいお菓子を自分で作れるようになれば、好きなときに食べられると思いませんか?」
「おーなるほど」
「あなたの世界と、どこまで技術が擦り合わせできるかは未知数ですが、私も基本的なものは1人で作れますし、教える事もできますわ」
「いいぜ、うわーめちゃくちゃ楽しみができたわ」
「今日は話せて楽しかったですね」
「あたしもだ。本当に遊びに行くからな!」
END
※忍忍様のところへは、本作の男主人公、博臣が出張しております。
元軍医で冒険者、心は麗しい乙女・ヨルデンハイツとの対談に挑戦しています。
そちらもぜひご覧ください!
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