第17話 知らない話
ザワザワ
ルクス「ん?なんかめっちゃ騒がしくないか?」
クラルス[[俺も思った。なんか昨日より騒がしいな。なんかあったのか?]]
ルクス「あ、エル。なぁなんかあったのか?」
エル[なんやルクスかいな。ん?っちゅーことはやで?後ろの人らが噂のハルさんとレオン先輩やんな?]
ルクス「あぁ、そうだけど。それより何があったのか教えてくれないか?」
エル[あぁ、せやったな。実はな?昨日の夜、魔獣が何匹か出たらしいねん。でも被害はゼロ。なんでも3年の先輩がたまたま夜に起きてたからついでに殺しといたって話やで。先生らが話しとったから間違いないわ。絶対!多分!!知らんけど!]
ルクス「いや、どっちだよ。…ハルさん達このこと知ってました?」
ハル{ん?いやぁ〜?俺たちは知らなかったな。なぁ、レオ?}
レオ「「あぁ、そうだな。」」
ルクス「………。いやあんたら絶対何か知ってるだろ。」
エル[そういや、うちの班長が白髪の人が倒しとったとか何とかって言っとったで。]
ルクス「…。らしいっすけど。ハルさん?」
ハル{へぇ〜、そりゃすげぇ。}
ルクス(この人あくまでもシラを切るつもりかよ。)
ハル{ま、そんなことよりレオ。俺ちょっとあっち行ってくる。}
レオ「「なんかあんのか?」」
ハル{いや、何となく。…嫌な予感がして。}
レオ「「……。はぁ。おい、ニクス。お前は今からディハルトのところに言って伝えてこい。」」
ニクス『『何をですか??』』
レオ「「何かあるかもしれねぇから備えとけってな。あと全速力で行けよ。いいな?」」
ニクス『『ハイ!分かりました!!』』
〜数分後〜
ハル{…なんだアレ。気持ち悪ぃな。}
???「「ハル。」」
ハル{ん?あれ?ハヴィじゃん。どったの?}
ハヴィ「「…レオンに呼ばれた。」」
ハル{そっか。んで、当の本人は?}
ハヴィ「「1年と使い物にならない3年の避難にあたってる。」」
ハル{そりゃ大変だな。…合同キャンプ、中止になるかもだな。何日あんのか俺は知らねぇけど。}
ハヴィ「「あぁ…。そうだな。それより、ハル。アレはなんだ?」」
ハル{え"っ。ハヴィでも分かんねぇの?}
ハヴィ「「あぁ。あんなものは初めて見た。」」
ハル{マジかぁ。どうすっかね。とりあえず、殺すか?}
ハヴィ「「いや、殺すより捕獲して色々調べた方がいいだろう。」」
ハル{だよなぁ〜。まぁでもアレ捕獲出来んのか??}
ハヴィ「「…。捕縛だけでもやった方がいいと思う。」」
ハル{それはそうか。ヴァル、ラック。様子見てきてくれるか?怪我はすんなよ。}
アオーーン
シュバッ
ハル{よし、これで視覚共有しとけばいいとして。問題は1年の方だな。まぁレオもいるしマギ先もいるから大丈夫か。}
ハヴィ「「ハル。大変だ。森が……。」」
ハル{えっ??ゲェッなんだよアイツ。そういやハヴィってハイエルフだったな。森が破壊されてるのを見るのはやっぱ辛いのか。}
ハヴィ「「…あぁ。そうだな。早くどうにかしないと森の悲鳴が…。」」
ハル{……ッやべぇ!危ない。ヴァル!ラック!戻って来い!}
アオーーーン
ハル{チッ。やっぱ殺した方が速ぇな。綺麗に殺して死体を調べる、じゃダメか?ハヴィ。}
ハヴィ「「あぁ。それでいい。ハル。俺からも頼む。」」
ハル{分かってる。ハヴィ。こいつら頼む。}
ハヴィ「「分かった。ペットのことは俺に任せろ。」」
ハル{じゃあ頼んだぞ!}
タタタッ
ハヴィ「「やっぱりハルは早いな。木の上をあんなに早く走れるものはあまりいないだろう。」」
レオ「「おい、ハヴィ。ハルはどうした?」」
ハヴィ「「ハルは今あの化け物の方へ行った。レオン。1年たちは無事か??」」
レオ「「あぁ!こっちは大丈夫だ。」」
一方その頃ルクス達は…
ルクス「なぁ、言われるがままに避難したけどこれ何が起きてるんだ?」
ヴィクター<いや、僕に聞かれても分からないけど。>
ルクス「それもそうだ。」
ニクス『『…ハルさんが今頑張ってるんだ。俺たちに出来ることはここで他の奴らが余計なことをしないように見張っとくしかねぇよ。』』
ルクス「…あぁ、分かってる。」
ハル{近くで見たらホント気持ち悪ぃ見た目してんなぁ。こいつなんなんだ?図鑑でも見た事ねぇし、古書にもこんなやついなかったし。ま、いいや。ハヴィと約束したんだ。お前にはここで死んでもらう。余計な抵抗はしないことをオススメするよ。}
ハルがそう呟いた瞬間、
破壊の限りを尽くしていた化け物は倒れていた
一滴の血も流さずに…
ハル{うん、こんな感じでいいだろ。にしても森が…。これどうすんだよ。植樹するにしても成長するには何十年もかかるしなぁ。…まぁ、魔法薬とか魔法使えば一瞬か…。もう倒れた木は元に戻らねぇけど…時間を戻す魔法は禁忌だもんな。しょうがねぇか。}
〜数分後〜
ハル{ただいまハヴィ。ってレオもいるじゃん。}
レオ「「…もしかしてそのデケェのがこの騒動の原因か?」」
ハル{そうだけど。}
ハヴィ「「ハル、怪我は無いか?」」
ハル{あぁ。俺は怪我してねぇけど、森が。}
ハヴィ「「…。やられてしまったものは仕方がない。回復するのを待とう。」」
ハル{そうだな。とりあえず、今後のことをどうするかマギ先たちと話あった方がいいよな。}
ハヴィ「「あぁ、そうだな。」」
マギ先【遅れてすまないな。ワーグナーたちよ。あの化け物はどうなった?】
ハル{それなら俺が片付けたんだけど…。}
マギ先【何かあったのか?】
ハル{あぁ、森が破壊されてるんだよ。ハゲ山ならぬハゲ森になってるんだ。}
マギ先【ふむ、ならば今日からの予定は変更しよう!レークス!モネ!今から言うことを下のもの達に伝えるように!!いいか!!】
レオ「「はいはい…。」」
マギ先【―――。―――――――――。いいな?】
ハル{ハハッ!オーケーマギ先。やっぱいい人だなー。流石教師。見えねぇけど。ま、なんにせよ。良かったな、ハヴィ。}
ハヴィ「「あぁ、本当に良かった…。」」
ハル{おっいたいた。ニクス!ルクス、と他いっぱい!大丈夫だったか?}
ルクス「エット。俺たちは大丈夫なんすけど…。アノーハルサン?その後ろのやつは、なんですか?」
ハル{え?あぁ、マギ先に渡すの忘れてた。まぁこいつに関しては気にすんな。レオ、ハヴィー、俺ちょっとマギ先にこれあげてくるわ。}
レオ「「あぁ。」」
ニクス『『寮長、ハヴィって誰ですか?』』
レオ「「あ?こいつだ。」」
ハヴィ「「ハヴィ・モネだ。よろしく頼む。」」
ルクス「…あー!!俺あんたのこと入学式で見た!超美人な寮長じゃん!」
クラルス[[いや、この人シルバーレイク寮の寮長兼モデルの人じゃん。そりゃ美人だろ。]]
ルクス「えっそうなの?」
クラルス[[ルクスって結構世間知らずなところあるよな。]]
ルクス「そうか?」
ハヴィ「「美人かは分からないが…なるほど。お前たちがルクスとニクス、それからエルか。ハルにレオン、それからルーシーに話は聞いている。」」
ニクス『『えっ?!ハルさんから!!?しかも寮長まで!?』』
ハヴィ「「あぁ。おもしrじゃなくて活きのいい後輩だと聞いている。」」
ルクス「今この人面白いって言いかけたな。」
ヴィクター<それはそうとハヴィ先輩、ハルさんの後ろに居たというか魔法で浮かされていた化け物はなんなんですか??>
ハヴィ「「それを調べるためにハルはマギステルにあの化け物の亡骸を渡しに行ったんだ。」」
ヴィクター<そうなんですね!教えて下さりありがとうございます!!>
レオ「「そんなことよりディハルトから指示がでてる。それを今から言うから班長を全員集めろ。」」
ハヴィ「「そんな事を言ったって班長の顔を全員把握しているのは多分ハルしかいないと思うが。」」
レオ「「……チッ。はぁ。おい、ニクス。ハルの代わりにお前が班長たち集めてこい。」」
ニクス『『えっ俺がですか!?俺、顔も名前も知らないんですけど、どうやって集めればいいですか?』』
レオ「「ちょっとこっちこい。ほら、これ使って走りながら班長たち集めろ。」」
ニクス『『はいっ!分かりました!!寮長!!俺、頑張ります!!』』
レオ「「おう、任せたぞ。ニクス、ちゃんと出来たら褒めてやる。」」
ニクス『『えっマジで!?じゃなくて、本当ですか!?俺、絶対この任務、命に変えてもやり遂げます!!』』
ルクス「いや、そこまでする必要ねぇだろ。」
ニクス『『いいから、お前は黙ってろ!!じゃあ行ってきます!!寮長!!』』
レオ「「あぁ。…これでこっちはいいとして、これからお前はどうすんだ?ハヴィ。」」
ハヴィ「「……。俺は俺に出来ることをするまでだ。」」
ルクス「レオン先輩、さっきニクスに何渡したんすか?」
レオ「「あ?拡声器。」」
ルクス「え?拡声器?」
レオ「「なんか文句あんのか?」」
ルクス「いえっ。なんでもありません。()」
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