第9話 ヴィクターとの別れ

数分後


ハル{うん。ここら辺かな!つーわけで、無事に場所取りに成功した訳だし、次は役割分担な!レオ、どうする?}


レオ「「お前らで勝手に決めろ。」」


ハル{……。俺らで勝手に決めて面倒な仕事すんのと、ちゃんと話し合って楽な仕事すんのと、どっちがいい?}


レオ「「はぁ〜。じゃあ俺は昼寝する仕事で。」」


ハル{お前ホントバカだよな。}


レオ「「あ?」」


ハル{まぁ、レオは一旦置いといて。仕事に何があるか整理するか。1つはテント張り、2つ目は食料調達、3つ目は焚き火とかに使う薪集め、とまぁこんな感じか?とりあえず1年は全部2、2、2で別れてもらうか。合同キャンプは1年と3年でやるけど1年がメインだからな。俺たちはサポートに回るよ。それで、お前らはなんか希望とかあるか?}


ニクス『『俺はハルさんか寮長と一緒ならなんでもいいです。』』


アリーザ<ふむ、それなら私はハル先輩と親睦を深めたいと思っている!なのでこの場合、私はハル先輩と一緒になるのが妥当だろうな!>


ハル{ん〜じゃあニクスはテント張りするか?レオはここから動かなそうだし。}


ニクス『『ハイ!!俺、頑張ります!!』』


ハル{他の奴らは何かあるか?}


ルクス「じゃあ俺、テント張りがいいです。俺、食べれる物とかあんま知んないし。」


ハル{他にテント張り希望のやつはいないか?……それなら、ルクスで決まりだな。残りのヴィクターとアダルス、それからクラルスはどうする?}


ヴィクター<僕はなんでもいいですよ!>


クラルス[[あ、それなら俺食料調達がいいな〜。楽そうだし、それにヴィクターが万が一くしゃみでもして食料に毒ぶっかけられても困るしな。]]


ヴィクター<それは確かに。>


ハル{アダルスはどうする?}


アダルス<<…僕は薪集めがいいです。手袋をしているとはいえ、手から毒が出るから食料に触ったら毒がつくかもしれないし。>>


ハル{それなら、俺とアリーザとクラルスで食料調達。アダルスとヴィクターで薪集め。レオとニクスとルクスでテント張りでいいか?}


1年(ハイ!!)


ハル{あ、それからアダルスとヴィクター、アリーザとクラルスはこれを付けてくれるか?}


クラルス[[え?なんすかこれ。]]


ハル{まぁ色々魔法がかかったネックレスだな。緊急時にこれに魔力を通せば俺達に緊急信号が送られてくるって訳。だから、外さないようにな。}


ニクス『『あの!!俺達は!!いいんですか!?』』


ハル{うぉっ。急にどうしたよ。お前らはテント張りでここから離れないだろ?}


ニクス『『えっ……。俺もハルさんからのネックレス欲しかった。(´._.`)』』


ハル{www。そうだな。ちゃんとテント張れたらお前らにもあげような。}


ニクス『『パァァ✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝本当ですか!?』』


ハル{おう。本当本当。ま、レオの指示通りやれば失敗することはないだろうし、失敗してもレオがどうにかしてくれるだろうから、ほぼほぼ失敗することは無いと思うけどな。まぁ、頑張れよ。}


ニクス『『ハイ!!』』

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