まずは自主企画に参加いただきありがとうございます！

　自殺しちゃうお話ですね。私は普段から苦難を乗り越えるのをゴールとするようなお話ばっかり書いてたり考えているような人間なのでこういうお話は新鮮というか縁遠く自分には書けないものだなぁと思いますね。

　物語としては確実に1歩ずつ終わりに向かっていてその終着点は主人公の死であるはずなのにもう一人の女の子と出逢ってからは希望や救いが垣間見えるようにも思えて、この二人の救いは死ぬこと以外の形では成就しえないのだと思うと複雑な気持ちになってしまいますね。

短くも色々考えさせられるお話でした。

「だったらさ、一緒に死んでみない？」
「……いいの？」

最高にクソッタレで、最高に心が踊る、名シーンだと思います。
ここから繋がる、ラストの「下へ。」に、えぐいほど心が震わされました。