第八話
「ただいま、お母さん」
「おかえり、ナヒコ。どう、食堂の方は? 上手く行ってる?」
「うん。まあまあね」
「そうかい、そうかい。それじゃあ、上手く行ってるんだね」
そう答えたベージュ色のワンピースに白いエプロンを着たお母さんは、かまどに向かった。首までの長さの金色の髪を後ろで
「お母さん。今日は何の料理を作るの?」
「うーん。今日はねえ、
私は
「フレイム!」
するとかまどに、炎が出現した。そしてお母さんは、料理を始めた。そうだ。私はお母さんから炎の魔法と、料理の作り方を教えてもらったのだ。そうしてお母さんが作った料理はワサビしょうゆに
「ワサビなどの
そしてお母さんは、それらの料理をテーブルに
お父さんはこの街で、医者をしていた。スキャンの魔法と聴診器を使って、
でもお父さんが患者さんの具合が悪い部分を見つけても、薬は出せなかった。この国にある薬は、ほとんど戦場で戦っている
そこでお父さんは薬を出す代わりに、お母さんから聞いた病気に
でもお父さんは去年、
その時、私は実感した。この国は今、戦争をしていると。そしてどんなに会いたいと思っても亡くなった人間には、二度と会えないことを。
そうして私とお母さんと二人で、お母さんが作った食欲が無い時でも食べてもらえる料理を食べ始めた。やっぱりお母さんが作った料理は食べやすくて、私は
そうして食事をしていて満足した私は、話し出した。私の食堂に、トミヒ様がきたことを。するとやっぱりお母さんは、
「まあ、第一王子のトミヒ様がいらしたの? どういう理由で?」
なので私は、説明した。トミヒ様は父である国王からガナス国と戦っている部隊の、
それを聞いたお母さんは、ため息をついた。
「そうなの。トミヒ様も、大変ねえ。戦争なんて、早く終わればいいのに……」
「そうね……」
そうして食事は終わり、私はお母さんを手伝って
この家はドアを開けるとすぐに、木製のテーブルがあるリビングがある。そして左側には、かまどなどがあるキッチンがある。更にドアから見て正面の奥には、部屋が二つある。左側が私の部屋で、右側がお父さんとお母さんが使っていた
そして私の部屋は以前、使っていたそのままになっていた。木製のベットで横になり、私は思い出した。どうして私が、食堂を開くことになったのかを。
このヨミフ国はガナス国と百年もの間、戦争をしていて
戦争で戦うための優秀な兵士を育てる、仕事をしてお金を
多くの場合そこを卒業すると、男子は
でも私は、工場では働かなかった。戦争のための武器を作る仕事が
そうして仕事をしていて私が二十歳の去年、お父さんは亡くなった。私は、お母さんに相談した。私は、食堂を開きたいと。『医食同源』に
お母さんは、そうすると私がこの家を出て行くことになるので
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