第3話 異世界の食べ物なーんだ?

その後、丸一日かけて結構読んだ


割と面白いね、ここまで本に夢中になったの初めてだよ


わかったことを言うね


人や魔族には、一人一人に特殊なスキル、が最初から与えられる、俺の場合 《ユウシャ》ってやつね、多分

特殊スキル、固有スキル、どっちでもいいか、には新たなる進化が待っているのだとか


例えば、《ユウシャ》が《ダイユウシャ》(適当)になるってことかな?知らんけど


はい、次

ここ、この国はパレダディアっていう国らしい、国いうよりかは街だけど、他にもここから西、エフリース、とかいろいろ


ここパレダディアは、さまざまな種族が集まる小さい街だって、巷では始まりの街だとか、因みにパレダディアの王様は本当にあの若い人だった、24だって、若いね


その他にも

称号の《ユウシャ》は、勇者のスキルを得たものに与えられる称号

称号によっては持っているだけで効果を発揮するものもある

例えば俺のこの称号 《ユウシャ》得られる効果は、MPの増加

だけど、ん?って思った、だって鑑定した時MPとか出なかったから


けど、それはこの鑑定鏡のレベルが低いからだって

多分この本の通りだと、あの鑑定鏡のレベルは8、あ、10がマックスね、この8って結構すごいらしい


あ、MPの他にもHPがあるって


けど、ゲームみたいに防御力とか攻撃力とか、レベルとかはないと思う、結構読んだけどそういうのなかったし


MPはスキルを使用するときに使う力だって


俺、ユウシャとボヤけてるやつしかないけど..って思ったけど、スキルは後から獲得できるらしい、

けど後から獲得できるのは魔法スキルってやつね

その名の通り魔法が使えるスキル


それを獲得するには、欲しい魔法スキルをもった人に教えてもらわないといけない、それに魔法スキルにも相性があって...相性が悪かったら獲得すらできない

MPは大体みんなこの魔法スキルで使うらしい

MPは時間が経てば自然と回復するもの


あ、因みにMPの上げ方はないらしい、ていうか大体の人自分のMP知らないからね

けど、HPの上げ方はある、簡単いうと成長すると上がって、あと...筋トレでも上がるって


もちろんHPがゼロになったら...死!


あとは、お金のことだね

これは結構簡単にわかった、10銅貨で1銀貨、10銀貨で1金貨

最初に100金貨くれたけど、太っ腹だね、あの王様


さて...とりあえずここら辺で、今日調べたことは終わり


そろそろ晩ご飯食べたいね...


そう思ったので宿を出る

この暗さは...大体18時くらいだな..?


近くの人に何かご飯食べれるところを聞いた


...看板にはイザキャヤ...うん...居酒屋かな?


今日は...とりあえずここで


からんからーん

お一人様入りましたーっ!


あ、思ったよりいいところかも、居酒屋じゃないわ


とりあえず端っこの席座る


結構人いるんだね...

木でできた椅子と机、それに壁と床、木ざんまいだ、自然に優しいがコンセプト?

「ご注文は?」


きた..店員っ!しかも可愛い..!


あっ..まずい..メニュー見てなかった...

机の上にあるメニュー表を見る


メニュー


オーク ノ ステーキ 1ギンカ

ニンギョ ノ サシミ 7ドウカ

エルフ ノ ニク ヲ フンダン ニ ツカッタ シチュー 2ギンカ


その他もろもろ


「...あの...オークの..ステーキを一つ...」

「以上でよろしいでしょうか?」

「はい...」

「では、少々お待ちくださいー」


2分後

「お待ちしましたー、オークのステーキです」

白いお皿にステーキがある

机に置かれたオークのステーキをじっと見る


オーク...お前...そんな姿になりやがって...でも見た目は...いいんだよね...結構...オークだけど


オーク...何だよね...これ..オーク...


「おかあーさん!オークのやつ食べたい!」

はぁっ..!


あんな子供までオークが食われてる...オークが食材なのは一般常識なんだ...


では..いただきます

ナイフとフォークを使って、一口大に切り、フォークに刺さった肉を口に運ぶ


顎を使ってよく噛み、飲み込む

「...米食いてーっ!」

切実だった...

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る