思い付きの雑文置場

歪心

1作目 閉ざされた少女

昔の私は輝いていた

周りより少し頭が良かった

クラスメイトから天才って言われてた

周りより少し運動が出来た

大人から文武両道って言われてた

周りで一番の人気者だった

可愛いと皆が言ってくれた

いつでも私が中心だった

それが心地よかった

優越感があった

いつでも周りにちやほやされて

何でも出来ると思い込んでた

そんな私には憧れがあった

モデルになりたい

女優になってあのテレビの中で輝きたいって思うようになった

私は可愛いから絶対成功するって思ってた

でも、そんな甘い思いで進んだ世界にとって

私はただのどこにでもいる

量産品のモブの一人でしかなかった

どれだけ努力しても自分より人気な子が沢山居て

私を置いて皆どんどん売れていって

いつしか仕事もなくなって

続けられなくなって逃げ出しても

私が進んだ世界が足枷となって

絡み付いてきて逃げられなかった

私に逃げ場なんてなかったの

今思えば私って馬鹿だよね

もっと普通に生きてたら

憧れるだけで終わっていれば

きっと楽しく笑えてたのに

普通の社会人になって恋愛をして

結婚をして子供も生まれて

そんな風に過ごせたかもしれないのに

あのときの私の思い込みが

今の私を雁字搦めにして縛り付けてくる

私の未来は過去の鎖で

硬く硬く閉ざされたの

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