第6話 キャラ設定

僕たちは町に到着した。

僕たちの島の町とあまり変わらない。


「で、どうしよう?」

「そうですね。まずはニンゲンの話でも聞いてみましょう」

「わかった」


そうして、あるニンゲンに話していると。

「おや、お2人はどういう関係なんだい?」

と質問された。

そういえば、ユリーナは僕に敬語を使っている。

「ねえ、ユリーナ。年下の僕に敬語を使うのは不自然じゃない? 僕が王子だって言うわけにもいかないし」

「しかし、イロキ様にぞんざいな言葉は使えません」

「うーん。でも設定は考えないと。僕のお姉さんっていうのはどうかな?」

「姉、ですか」

「だから、弟に話すような言葉でいいよ」

「ですから、そのような言葉は使えません。でしたら、このようなのはいかがでしょう」

そういうと、ユリーナは少し表情を変えた。

「こういう話かたでしたら、姉でも不自然ではございませんし、私も王子に失礼な言葉を使わずに済みますことよ」

「うん。いいね。それでいこう」


こうして、二人の設定が決まった。

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