第20話 「ものは考えよう」を意識する
生きていればいろんなことがあります。良いことも良くないことも、生きているかぎり、次から次へと何かが起こっていて、それらをクリアしていきます。その中で人はつねに選択と決定を繰り返し、自分の進む道を創っています。そうやって人生は進んでいきます。
いっさい何も起こっていないという瞬間はどこにもありません。呼吸をしている、心臓が動いている、血流があるなど、じっと座っていても肉体的な機能が活動しているわけです。さらに、空気を吸って二酸化炭素を吐きだしています。
目につくような出来事ばかりが人生の出来事というわけではありません。
その中で、次々に起こっている出来事をどう見るのか、ということです。
基本的に誰でも、出来事や物事は自分に都合よく解釈します。
うれしいことや喜ばしいことがあれば、自分が引き寄せた結果であり、都合の悪いことや気分の悪くなるようなことは、何かを学ばされている、と考えます。場合によっては、ひとまず誰かや何かのせいにして、あとから学びを考えることもあります。
一般的に出来事は、正面から素直に受け取ることしか学んでいません。いわゆる現実的なものの見方というものです。しかし、出来事には「縁」というものがあり、そのタイミング、その場所だからこそ起こった、ということばかりです。
つまり、真正面から見ただけでは都合が悪い出来事に見えても、よくよく考えてみれば、きちんと自分にとって学びという意味がある、ということです。
「失敗は成功の元」とか、「ピンチはチャンス」などと世の中では言われていますが、まさに「ものの見方を変えれば」、ということを実践している人も多くいるということです。
つねに出来事は、自分の良い思考、あるいは良くない思考を教えてくれています。
都合の悪いことが起こるのは、良くない思考、ネガティブな思考を持っているからであり、それが引き寄せられた結果です。
そう考えると、「出来事は自分の思考で決まっていく」、ということになります。
自分の思考がゴキゲンであれば、ゴキゲンな人生を体験します。
最初にも書きましたが、人生は出来事の連続です。すべてを正面から受け止めて一喜一憂していては、思考はあっちに行ったりこっちに行ったりします。
すべての出来事には意味があり、そのすべてが自分を霊的に成長させてくれているもの、と考えれば、ネガティブ思考になることはありません。
自分に都合のよい思考があれば、気づかずに都合よく行動しているものです。
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