第31話 中学二年生、新たな始まりと深まる関係:秘めたる誘い
4月に入り、俺も梓も、ともに進級して中学二年生になった。
新しい教科書を抱え、年度初めに始業式に出てみると、校内の雰囲気は、年始から始まった株価の下落の影響を色濃く受けていた。
新学年の始まりを祝うような浮かれた空気は微塵もなく、多くの生徒たちの顔には、不安や戸惑いの色が浮かんでいる。
まるで、未来への希望が見えないかのように、皆が俯きがちだった。
その日は始業式だけなので、そのまま午前中で学校は終わり、俺は梓と一緒に、彼女とリリーナが新しく移り住んだマンションへと向かった。
橘執事と、新たに雇われたメイドの美咲もここで生活をしているらしいが、今は二人とも、リリーナのための基金設立に関する最終手続きや、松濤の屋敷の売却後の後始末に奔走しているらしく、住まいにはいない。
広々としたリビングには、まだ最低限の家具しか置かれておらず、引っ越しの段ボール箱がいくつも積まれていた。
しかし、窓から差し込む春の光は、この部屋に、そして彼女たち母娘の未来に、希望の光を投げかけているかのようだった。
梓が、淹れてくれた紅茶を俺の前に置いた。その手つきは、まだ少しぎこちない。
「村井様、本当にありがとうございます……。まさか、私たちがこんな風に、新しい生活を始められるなんて」
梓の声は、安堵と感謝で満ちていた。
彼女の表情は、数週間前までの絶望の色は完全に消え去り、澄み渡る青空のように晴れやかだ。
リリーナは、そんな梓の頭を優しく撫でながら、俺を見つめた。
その瞳には、深い安堵と、そして今まで見たことのない、熱を帯びた輝きが宿っていた。
「村井様……」
リリーナが、静かに俺の隣に座った。
梓が、何かを感じ取ったかのように、そっとリビングを出ていく。
部屋には、俺とリリーナの二人だけが残された。窓から見える東京の街並みが、夕焼けに染まり始めている。その光が、リリーナのプラチナブロンドの髪を、燃えるような金色に染め上げていた。
彼女は、ゆっくりと、しかし確実に俺に顔を近づけてきた。
その吐息が、俺の頬を熱くくすぐる。甘く、そして官能的な香りが、俺の理性を揺さぶる。
「私……そして梓は、村井様のおかげで、すべてを失う寸前で救われました。私たちに残されたものは、この身体だけ。そして、この身体は、村井様にお仕えするためにあるのです」
リリーナの声は、先ほどまでとは打って変わって、低く、そして誘うような響きを帯びていた。
彼女の瞳は、吸い込まれるような青い光を放ち、俺を見つめている。その視線には、覚悟と、そして秘めた情熱が宿っていた。
プラチナブロンドの髪が、肩から滑り落ち、白い肌が、かすかに露わになる。
その完璧な造形美は、まるで神が創造した芸術品のようだった。
彼女の指先が、俺の服の裾にそっと触れる。
それは、まるで氷のような冷たさでありながら、同時に、燃えるような熱を帯びているかのようだった。
このマンションの一室で、俺とリリーナの間に、新たな、そして決定的な関係が築かれようとしていた。それは、単なる庇護関係を超えた、もっと深く、そして甘美なものになるだろう。
俺の復讐の序章は、確実に、そして予測不能な方向へと進み始めていた。
「宝塔様、お約束どおり、私達母娘は宝塔様の愛人として、心ゆくまで奉仕いたします」
リリーナさんの声は、静謐な夜の帳(とばり)に溶け込むように甘く、そして誘惑的だった。彼女の瞳は、蝋燭の炎のように揺らめき、俺の心を深く射抜く。
ゆっくりと、だが迷いなく、彼女は身につけていた薄い絹のガウンを脱ぎ捨てていく。
月明かりが差し込む部屋に、その完璧な肢体が露わになる。透き通るような白い肌、豊満な胸、そしてそこから滑らかに続く腰のライン。
どこを切り取っても、ため息が出るほどの美しさだ。
梓は、最初は少し戸惑ったような表情を見せていたが、母親の艶かしい仕草に導かれるように、震える手で自身の制服に手をかけた。
ボタンが一つ、また一つと外され、瑞々しい肌が姿を現す。
中学二年生とは思えないほど、少女から女性へと移り変わる途上の、しなやかな曲線美。純粋な美しさと、秘められた色香が入り混じり、俺の視線を釘付けにする。
法子さんも十分に美しいと思うが、二人は別次元というか、ジャンルが違うので比べられない。
何が言いたいかというと、法子さんも含めてとても美しいので、比べられないと言った感じだ。
「さあ、宝塔様。どうぞ、私を……」
リリーナさんが、誘うように手を差し伸べる。
その指先が、俺の頬をそっと撫でた。熱を帯びた吐息が耳元を掠め、俺の理性を揺さぶる。
そのまま3時間かけて二人を堪能していく。
始めはリリーナさんが相手をしてくれた。
俺にとって、この体では男性経験のある初めての女性になる。
法子さんは祖父の最期の愛人だったが、祖父が高齢というのもあって、役立たなかったらしい。
もっぱらおもちゃを使われての逢瀬だったとか。
ある日法子さん自身から俺は教わった。
俺が「経験から女性の扱いを教えてほしい」とか言ったときに聞かされたのだ。
「男性を直接受け入れたことがないのでご希望に答えられないかと」
俺は聞かされてどう答えてよいかわからず、そのまま俺の好きなように法子さんを蹂躙したのを覚えている。
リリーナさんは梓という女児を生んでいるので経産婦になるが、何も身に着けていないリリーナさんの姿は、そんなことを気にしないくらいに体に線が崩れていない。
しかも長らく男性を受け入れていないので、仕草がとても初々しい。
乙女でも相手をしている感じになる。
そこ行くと法子さんは祖父に遊ばれていただけあって、男性を受け入れていなかったが、そういう意味ではそういう初々しい感じはなかった。
尤も、あの時初々しかったら、俺はうまくできなかっただろう。
俺の経験なんぞ、平田嶺のときにも澪先輩の1回きりだし、ほとんど童貞のようなものだ。
リリーナさんの艶めかしい喘ぎが部屋に響き渡る。
その吐息が、俺の理性をさらに麻痺させていく。
二度目の絶頂を迎え、リリーナさんの体がびくりと震えた。
その瞳は潤み、俺を求めるような光を宿している。
「次に娘を……どうぞ、存分に」
リリーナさんが、潤んだ瞳で梓を促す。
梓は、母親の言葉に頷き、恥じらいながらも、俺の前に跪いた。
「村井様……わたくしを、どうぞ……」
梓の声は、か細く、しかし確かな覚悟を帯びていた。
まだ中学二年生だというのに体の方は十分におとなになっている。
もうこれならば何ら問題ないと、十分に気をつけながら梓の初めてをいただいた。
良かった、リリーナさんに先に相手をしてもらい、梓の姿を見てもがっつくことなく紳士的に扱えて。
梓に痛みはあったようだが、俺も中学2年生の成長途中であそこも大きいわけでもないので、それほど痛みを感じさせずに済んだ。
あまりえばれた話ではないか
自分の母親にも手伝ってもらったのも良かったのだろう。
それにしても梓の提案にあった親子丼だ。
事が終わって、全裸の二人を見たら、ものすごく興奮して、もう一度リリーナさんに相手をしてもらい、途中全裸のまま食事を取り、最後に一緒に三人で風呂に入って、俺は自宅に帰っていった。
湯船に浸かるリリーナさんの白い肌が、湯気の中でさらに艶かしく輝いていた。梓もまた、初々しい湯浴みの姿で、俺の視線を惹きつける。
これは病みつきになりそうで、この後が怖いと思いながら一人で帰宅した。
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