2025年9月27日 06:38
第6話への応援コメント
呂蒙、甘寧、淩統、陸遜のそれぞれの個性が出つつ、人間味のあるやり取りを微笑ましく拝読させて頂きました。戦の無い時の軍師の姿を想像した事が無かったので、ここまで丁寧に描写してくださるお作品に出会えたことが学びのひとつになりました。今までも戦の度に喪うものはたくさんあったはずだけれど、今回のお話で陸遜が甘寧を始めとして周囲の人々と交わす言葉に触れるうち、七海ポルカ先生の描かれた赤壁の戦いの凄まじさが改めてひしひしと伝わってきた気がします。失われた命はもう取り返しのつかないし、陸遜自身が自分は課せられた役目を果たせなかったと思っているからこそ、なぜあの時あの場所に自分を采配したのか…と、届かない問いを繰り返すのに、甘寧や呂蒙がそれぞれの言葉で陸遜にしかない強さを教えてくれるのが、本当に素敵な回でした。優れた武将は人をよく見てますよね、敵でも味方でも…。
作者からの返信
モグラさん、続き読んで下さってありがとうございます!私は単に三国志が好きというだけではなく、戦記物を好んでおりまして、実は「軍人」「武官」そういう職につく人が元々好きでした。シンプルに言えば軍人好きなのですが、ちょっとうまく表現出来ませんが、物凄く戦功の優れた実績ある軍人さんだというのに、平時に会うと、穏やかさや覇気も鋭いというより太陽のように温かいものを感じる方というのがいます。つまり、戦場とは非常に残酷な忌むべき場所ではありますが、そこで戦っているのに通常の感性や感覚を失ってない、そういう風に感じされられる軍人を見ると、凄いなあと圧倒されるのです。戦が嫌になることが、臆病や弱さでは絶対ないと思うので、この辺の言い方難しいのですが、軍人をしてもなお、明るさや穏やかさを失わない人は、本当に凄いと思うのですね。陸遜も、私はものすごい経歴だと思うのですよ。21歳で、元々孫家とは敵同士として戦った家からふらっと単身仕官して来て、名門だとか家柄をどうこう言うでもなく、各地の山賊討伐作戦に従事していたようなので。史実ですと、逆算などすると関羽を樊城で呂蒙と討ち取った時、陸遜は大体三十後半から四十歳といった所なのですが、この時点で関羽が聞いたことないほど「無名」であったことからも、陸遜が呉軍や孫権から、何か特別な計らいを受けていなかったことが感じ取れます。彼は完全に1から孫家に仕え、他の若手と同じように戦場で叩きあげられ、実績を積み、それにより地道に出世して来た生粋の武官です。経歴に全くの嘘が無い。この四十くらいの時の陸遜の印象が、敵に侮られても穏やかであり、歯牙にもかけず、揺るぎない。陰鬱な印象を少しも与えて来ず、あんなに辛い戦いの渦中にいながらも、呂蒙を支え、呂蒙と共に戦い、呂蒙の死を見届けたあとも戦場に残り、夷陵で勝利します。陸遜の魂の明るさは凄まじいものがありますが、私は同時に、この人は軍と共に歩んで来た人だと圧倒的な想いがあります。彼は21歳の時から呉軍に飛び込み、そこの軍人たちと強い結びつきで共にあり、戦って来て、絆があると私は信じているので、実はこの話では、そういう陸遜は政治家じゃなくて生粋の武官なんだ!呉じゃない。呉軍が陸遜の「家」で「帰る所」なんだ!という大好きな主張を書かせてもらったエピソードになります。モグラさんが陸遜を支えて、交流し、彼に明るい言葉を与えてくれる、甘寧達のことも感じ取って下さったのがすごく嬉しいです!ありがとうございます!✨
第6話への応援コメント
呂蒙、甘寧、淩統、陸遜のそれぞれの個性が出つつ、人間味のあるやり取りを微笑ましく拝読させて頂きました。
戦の無い時の軍師の姿を想像した事が無かったので、ここまで丁寧に描写してくださるお作品に出会えたことが学びのひとつになりました。
今までも戦の度に喪うものはたくさんあったはずだけれど、今回のお話で陸遜が甘寧を始めとして周囲の人々と交わす言葉に触れるうち、七海ポルカ先生の描かれた赤壁の戦いの凄まじさが改めてひしひしと伝わってきた気がします。
失われた命はもう取り返しのつかないし、陸遜自身が自分は課せられた役目を果たせなかったと思っているからこそ、なぜあの時あの場所に自分を采配したのか…と、届かない問いを繰り返すのに、甘寧や呂蒙がそれぞれの言葉で陸遜にしかない強さを教えてくれるのが、本当に素敵な回でした。
優れた武将は人をよく見てますよね、敵でも味方でも…。
作者からの返信
モグラさん、続き読んで下さってありがとうございます!
私は単に三国志が好きというだけではなく、戦記物を好んでおりまして、実は「軍人」「武官」そういう職につく人が元々好きでした。
シンプルに言えば軍人好きなのですが、ちょっとうまく表現出来ませんが、物凄く戦功の優れた実績ある軍人さんだというのに、平時に会うと、穏やかさや覇気も鋭いというより太陽のように温かいものを感じる方というのがいます。つまり、戦場とは非常に残酷な忌むべき場所ではありますが、そこで戦っているのに通常の感性や感覚を失ってない、そういう風に感じされられる軍人を見ると、凄いなあと圧倒されるのです。
戦が嫌になることが、臆病や弱さでは絶対ないと思うので、この辺の言い方難しいのですが、軍人をしてもなお、明るさや穏やかさを失わない人は、本当に凄いと思うのですね。
陸遜も、私はものすごい経歴だと思うのですよ。
21歳で、元々孫家とは敵同士として戦った家からふらっと単身仕官して来て、名門だとか家柄をどうこう言うでもなく、各地の山賊討伐作戦に従事していたようなので。
史実ですと、逆算などすると関羽を樊城で呂蒙と討ち取った時、陸遜は大体三十後半から四十歳といった所なのですが、この時点で関羽が聞いたことないほど「無名」であったことからも、陸遜が呉軍や孫権から、何か特別な計らいを受けていなかったことが感じ取れます。
彼は完全に1から孫家に仕え、他の若手と同じように戦場で叩きあげられ、実績を積み、それにより地道に出世して来た生粋の武官です。
経歴に全くの嘘が無い。
この四十くらいの時の陸遜の印象が、敵に侮られても穏やかであり、歯牙にもかけず、揺るぎない。陰鬱な印象を少しも与えて来ず、あんなに辛い戦いの渦中にいながらも、呂蒙を支え、呂蒙と共に戦い、呂蒙の死を見届けたあとも戦場に残り、夷陵で勝利します。
陸遜の魂の明るさは凄まじいものがありますが、
私は同時に、この人は軍と共に歩んで来た人だと圧倒的な想いがあります。
彼は21歳の時から呉軍に飛び込み、そこの軍人たちと強い結びつきで共にあり、戦って来て、絆があると私は信じているので、
実はこの話では、そういう陸遜は政治家じゃなくて生粋の武官なんだ!
呉じゃない。呉軍が陸遜の「家」で「帰る所」なんだ!という大好きな主張を書かせてもらったエピソードになります。
モグラさんが陸遜を支えて、交流し、彼に明るい言葉を与えてくれる、甘寧達のことも感じ取って下さったのがすごく嬉しいです!
ありがとうございます!✨