第20話

 trinitrotolueneトリニトロトルエン

 とケーキをおきまちがえてしまい、窮地に立たされたひみこ様たち!

 このままでは大爆発する!


「ぴえーーーん(இωஇ`。)

 ひみこ様ーーー助けてくださいーー!」


 その驚異から脱するべく、おおいそぎで装甲車から逃げだすひみこ様たちを、姫宮さんは大声でよびました!


 その声がきこえたのでしようか、ひみこ様は……!


「∑( ˙ ꒳​ ˙ )はっ!

 お姫ちゃんを忘れてたワ!」助けにいかなきゃ!


「猿のヤス@((≧ᄎ≦))@

 がいるから大丈夫じゃないですか•́ω•̀)?」


「それもそうね……」じゃあの(・ω・)ノ


 と、見捨てようとしたのですが。


「待ってーーー><

 お猿さん、逃げちゃったのよー(´;ω;`)」


「えぇっ?!Σ(OωO )

 あの猿@((≧ᄎ≦))@

 オヤツのバナナ抜きにしなきゃ!」


 お姫ちゃんが制止をうったえたので、おおいそぎでもどりました!


 ε≡≡\( ˙꒳˙)/シュタタタタ


「お姫ちゃん、助けに来ました!」


「早く縄をほどいてー(´;ω;`)」


「よし、テメーら((((っ・ω・)っ

 お姫ちゃんの縄を大至急ほどけ!」


「「「「(`・ω・´)オウ!」」」」


 ということで、縄をほどこうとしたのですが……


「(;-ω-)ウーム

 けっこうギッチリしばったなぁ……」さすが、二四組が誇る捕縛術だぜ!


「ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン

 さっさとしてよー(´;ω;`)」


 かなりキツめに縛ったようで、苦戦してました……。

 

 野郎どもががんばっている間、ひみこ様はなにをしていたのか、って?


 キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ


「ひみこ様•́ω•̀)?

 そんなにキョロキョロしてどうしたんですか?」


「(;-ω-)ウーム

 落とし穴に

 クマゴロー(´・(エ)・`)

 が落ちているハズなんだけど、いませんね?」


 どうやら

 クマゴロー(´・(エ)・`)

 の行方を追ってるみたい。


「あぁ、

 クマゴローさん(´・(エ)・`)

 なら、ななめ後ろの木でハチミツを舐めてますよ」


 お姫ちゃんがこたえた。


 そして、


「あら、ホントね(*´艸`)ププ」(やっぱり獣畜生ね♡食欲に抗えないなんて)

 クマゴロー(´・(エ)・`)

 が(^ω^)ペロペロしているところをみて、ひみこ様は嘲笑して……ふとおもった。


「ン•́ω•̀)?

 そ、そういえば、落とし穴て、どこにしかけたかしら?!」


「こ、この辺にしかけたはずなのですが……( ̄ω ̄;)

 さすが俺たちの自信作の落とし穴、どこにあるのか╮(´•ω•)╭サッパリワカリマセン」


「終わったw」

 と空を仰いだ瞬間、

 ひみこ様たちの立つ地面が、

 ズシリ……!

 と深く沈みこんだ!


 そして、


 ずどーーーーん!!!


 というひみこ様たちが落とし穴に落下した音が響くのと、


 どかーーーーん!!!


 trinitrotolueneが大爆発を起こしたのは、同時であった……。

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