第11話まもの ゲルゲルの せいぎ
ワラワラの ひとびとは いけにえの ひめぎみたちの おかげで へいわが たもたれていると おもっている
げんじつには しょだい チベひめ いがいは いけにえに きまってから ようしにした むすめたち なので おうぞくの ちは ながれていない いっぱん しょみんの むすめたちの ちと にくにより たもたれている へいわであることを ひとびとは わすれてしまう もうひとつ ひとびとの しらない ことがある りんごくバルバルが たびたび しんぐんしている ことだ それを チベとの やくそく どおりに ゲルゲルが たにで げきたい していることである 4ねんごとに いけにえを ひとり さしだすかぎり このやくそくは けいぞくする しょみんは ゲルゲルが たたかって いることを しらない
あるとしのこと バルバルこうてい ナウは ワラワラが まものゲルゲルと けいやくし いけにえを さしだす かわりに くにを まもってもらっている ことを しった
ナウ「どおりで ゲルゲルが たにを とおることを はばむと おもった われわれは ゲルゲルが じぶんの なわばりを まもっているのだ と おもっていたが・・いけにえで けいやくするとは しかも 4ねんに ひとりだけとは ワラワラめ うまいことを かんがえた ものだ」
こうていナウは だいじんをよび
ナウ「すぐに いけにえの むすめを 3めい よういせよ ワラワラの いけにえに まけない セクシーな むすめを」
と めいじた
すうじつご バルバルこうてい ナウは しんえいたい 20めいと だいじんが えらんだ いけにえの むすめ 3にんとともに ゲルゲルの たにに むかった むすめたちは ワラワラの じょうほうを もとに ぜんしんの たいもうを そられている たにに つくと むすめたちは はだかにされ ナウと ともに ゲルゲルの すむ どうくつの まえに たった むすめたちは いまにも なきだしそうな かおを している
ナウ「ゲルゲルよ われは バルバルの こうていナウである そなたに たのみがあって まいった」
ナウは おおごえで よびかけた
あなの おくから ゆっくりと ゲルゲルが あらわれる そのすがたをみた むすめたちは からだの ふるえが とまらない
ナウ「お〜 ゲルゲル ててきて いただき ありがたい」
ゲルゲル「なんの ようだ?」
ナウ「はなしに きくと そなたは ワラワラと とりひきを しているとか?」
ゲルゲル「それが どうした」
ナウ「われわれとも とりひき してもらいたい」
ゲルゲル「なにを とりひき すると いうのだ?」
ナウ「われわれには じゆうに このたにを とおらせて もらいたい そなたとは たびたび そのことで しょうとつした もう そのような あらそいは したくない どうだ もし この もうしでを うけて くれるのなら この いけにえを ささげよう それも まいとし 3めいだ とうだ? わるくない だろ?」
ゲルゲルは ニヤリと わらいなながら ナウに ちかづき
ゲルゲル「たしかに わるくは ない わるくはないが」
そういって ふいに するどい ツメで ナウの ふくを むなもとから ひきさいた ツメは ナウの からだも いっしょに きりさき ナウの くつうの さけびが たにに こだました
ゲルゲル「わしの しゅぎに はんする」
と いい ナウの くびを くいちぎり きょうふで うごけないでいる 3にんの いけにえの おんなたちに なげあたえると
ゲルゲル「くにに かえり つたえよ われは ワラワラが いけにえを だしつづける かぎり ワラワラに あだなすものから ワラワラを まもると やくそくした われは それを まもると」
そういうと ナウの からだを バリバリと くいつくした ときどき たいもうを はきだしながら
いけにえの ために つれていかれた 3にんの むすめたちは ナウの なまくびを もち ナウの しんえいたいと ともに バルバルに かえり ことの てんまつを つたえた
ナウの あととりは まだ おさなく その こうけいしゃ あらそいで くには 3つに わかれて ないらん じょうたいに なった バルバルが このように なったのを みて りんごくの シリシリと へカヘカが せめいり バルバルは ぐんの とうせいを とれず ほうかいした かろうじて こくめいは のこしたが りょうどは 4ぶんの1になり こくりょくは すいたいした そのけっか バルバル シリシリ へカヘカ ワラワラの 4かこくは へいわ じょうやくを むすび のちに それぞれが しゅうとなる れんぽう こっか アヘアヘが たんじょうする
アヘアヘたんじょうは 12だいめの いけにえ エンが ゲルゲルに ささげられて まもなくのことだった
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