第2話いけにえの ひめぎみ
ドームを でて わたしは ひろばの やたいで ドームのことを きいてみた やたいの わかものは
わかもの「ドームの ことを くわしく しりたければ かたりべの オババに きくといいよ くわしく おしえてくれるよ」
と いうので かたりべの トキ という オババを たずねた
トキは ひるまは ドームの ちかくの こやで かんこうきゃくを あいてに ドームの ほうせきのはなの はなしを かんたんに はなして きかせていた わたしは
スガ「できれば くわしく しりたいの ですが おじかんを いただけないで しょうか?」
と きくと トキは こころよく しょうだく してくれた わたしは トキと まちの カフェに はいり はなしを きいた
トキは ことしで72さい だという あの ドームの はなばなの はじまりは かのじょが まだ 12さいの ころに さかのぼる
とうじ このまちは それだけで ちいさな おうこく だった こくめいを ワラワラこくと いった
まわりにも にたような くにぐにが あり そのなかの ひとつ バルバルは ぐんじこっかで ワラワラは いつも おびやかされていが バルバルと ワラワラの くにざかいの たにに ゲルゲルという おそろしく つよい まものが すんでいた そのため バルバルも なかなか せめて これないでいた とうじ ひめぎみの ひとりに チベという うつくしい ひめがいた チベは くにの あんぜんを より たしかな ものに するために ゲルゲルと てを むすべないかと かんがえた そこで ゆうかんにも ひとりで ゲルゲルに あいにいった ゲルゲルは まものでは あるが いきなり おそうような まものでは なかった チベは くだものの おくりものをして はなしを きいてもらう ことに せいこうした
チベ「わたくしは ぜひ あなたに バルバルから わたくしども ワラワラを まもって いただきたいと おもって おります そのためには なにを すれば よろしいでしょうか?」
ゲルゲルは チベを しげしげと ながめ いった
ゲルゲル「くだものの みつぎも うまいが オレは にくが スキだ しんせんな にくが・・・たとえば おまえのような にくが」
チベの かおから ちのけが ひいていく
ゲルゲル「もし おまえが いけにえに なるのなら 4ねんのあいだ ワラワラを あらゆる てきから まもって やろう ただし 4ねんだ」
チベ「4ねん・・それいじょうは?」
ゲルゲル「つぎの いけにえにを だせ しんせんな にくを そうしたら また 4ねん まもってやる どうだ オレの いけにえに なるか?」
チベ「くににかえり そうだん させて ください わたくしは かまいませんが 4ねんごの ことは わたし ひとりでは きめられません」
ゲルゲル「よかろう スキにしろ」
チベは ワラワラに かえり ちちこくおうと だいじん たちに ゲルゲルの ようきゅうを つたえた
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