『情報部、東堂蒼士の事件簿』

瑞木燐

前提解説（補足になりますので、いきなり本編でも全然大丈夫です！）

　この作品は拙書『マージャー・アンド・アクイジション！ーあなたの部活、買収します―』のスピンオフ作品となりますが、基本的には単体でお楽しみ頂ける構成となっております。

　M＆Aとかよくわからないから、学園探偵ものだけ読みたい！という方も、ぜひ安心して読み進めて頂ければ幸いです。

とはいえ、舞台となる学園の制度は少しユニークなので、こちらで簡単にご説明させていただきます。

⚫︎この学園では……

・部活動が「株式会社」のように運用されている。

・活動成果は「部活株価」として数値化され、生徒は「株主」として各部活に投資できる。

・活躍すればするほど、部は予算（＝成果ポイント）を得られ、さらに部株も上昇。

・生徒個人も、成績や活動実績に応じて成果ポイントを獲得でき、これが進路・推薦などの評価に直結する。

　つまり、部活は単なる「放課後の趣味」ではなく、「生徒たちの未来を懸けたビジネスの戦場」でもあるのです。

　そうしたシビアな世界の中で、それでも「事件」は起きます。

　情報がすべてを制すこの学園で、「探偵部」を名乗る小さな部活が、今日も謎に挑みます——。

　ぜひ、お楽しみください！

※ご関心もって頂けた方は、ぜひ本編「マージャー・アンド・アクイジション」の方もご一読いただけると、より世界観が連動し、お楽しみ頂けるかと存じます！（カクヨム金のたまごでもご紹介いただいております！）

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