第17話 パリピ触手、ハーレムへの誘い水
身鎮大社境内、蛸津比売命神社本殿裏の階段に腰かけ、最後の一袋になったエビカニスナックを大事にチビチビと食べるタコツヒメ
「ハー、あとちょっとしかない、so lonelyデス」
一緒にいたスミレが声をかける「蓮さん今日届けに来てくれるって言ってましたよ」
「待ち遠しいです。 蓮、Come soon……」
そこへ段ボールを抱えた蓮が現れる「ほい、スナック追加!お待たせ~!!」
「Oh蓮!!いつもアリガトウゴザマース!」
蛸津比売命は嬉しさのあまり、くるりと一回転すると――
「chu💋」
「えっ!?」
蓮の頬に、思い切りキスをした。
「あ、あ、あの……!?!?!?」
その様子を見ていた巫女スミレの表情が固まる。ぐぐぐ、と震える拳。
「……ちょっと蛸津比売命さん。どういうつもりですか?」
「え? トモダチにチューは、アメリカの友情文化デース」
そう言うが早いか――
「スミレ、ウラヤマシイ?ではオソロイしましょう!スミレも Kiss ナウ!」
「えええええ???
蓮「や、ややこしい火種を撒くなあああ!!」
頭がぐるぐるに混乱したスミレは、勢いのまま何かに突き動かされ――
スミレ「分かりました、じゃあ私もっ!」
「あ、えっ?」
目を丸くする蓮の方に、スミレが体を向けた。
「ちゅっ……?」
彼女のターゲットは蓮の頬だった、はずが――
その瞬間、足元にあったスナック袋を踏んでスミレのバランスが崩れた。
スミレ「きゃっ――」
蓮「うわっ――」
ズシャァッ!!
そのままスミレは蓮に倒れ込み――
「……ちゅぅっ!!」
マウス・トゥ・マウスのキス。
境内が時を止めたように静まりかえる。
蛸巫女命「あらら~ accidentalキッス……!」
スミレ「~~~~~~~~~~~っっ!?!?!?!?!?」
蓮「(思考停止)」
顔を真っ赤にして、スミレはパニック状態のまま蓮から飛びのくと…
「きゃあああーーーー!ごっごめんなさーーーーい!」
悲鳴をあげながら走り去った!
蛸巫女命「あらら~ accidentalキッス……Japaneseラブコメ青春デースね!」
しかし蓮とスミレのキスシーンを思い浮かべた蛸津比売
「ナンでしょう?、胸が、チクチクする…デス。」
煩悩寺・本堂の縁側。
日差しがまぶしい初夏の午後。
縁側に座る蓮「……今日は、何事も起こらない……そんな気がする……」
蛸津比瑪命「蓮~、ちょっとだけ、ちょ~~っとだけダケ、触手マカセテほしいデース♡」
蓮「却下!!却下です!!!」
その背後から、モゾ…モゾ…と音もなく伸びてくる触手群。計8本。
蛸巫女命「No touch、no heart~。ちょっと巻きつけるだけ、ほら……pettingみたいなモノ♡」
蓮「それがそのままR18に突入するパターン知ってますから!!」
迫る触手、蓮敢えなく処女を散らされるのか(←?)
「煩悩流合気、受け身!」
瞬時に受け身をとって後方へ転がり、触手を回避!触手は空振りし、絡み合ってポヨンと空を舞う。
蛸津比瑪命「アーッ!逃げられたデース!」
スミレ(柱の陰から見ている)
「よかった……蓮くん無事……でも……」
頬を赤らめながら、うっすら呟く。
スミレ「……触手と蓮、なんか……映える……かも……」
(自分でも理由が分からないけど、すごく刺さる)
蓮「何!この悪寒!?!」
そして翌日
「……最近、命さんといると、蓮くんとの距離感つかめなくなるの……」
蛸津比瑪命「ワタシ、あまり空気ヨメナイ系だけど、スミレは大事なtomodachiネ~」
スミレ「うん。私も命さんのこと、ちょっと変だけど好き……」
蛸津比瑪命「それで~、蓮を巡って血で血を洗うバトル、すべきデスカ?」
「ええっ!? し、しないよ!? だって、蓮くんは今、誰ともそういう関係じゃないし……」
蛸津比瑪命「そーデスネ。まだ“mister harem”じゃなくて、“harem準備室”デス!」
お茶を噴き出す蓮「ハーレム準備室とかやめて! 勝手に発足しないで!!」
スミレ「……でも、嫌じゃないよ。蓮くんのこと好きって気持ち、私も……命さんも、たぶん似てるし……」
蛸津比売「Yes!ワタシは触手で“優しく包みたい”の、
スミレ「三人でクルクル巻かれたら…どんな感じかなあ…」
蓮「スミレちゃん、どこへ行こうとしてるのかな……(汗)?」
https://kakuyomu.jp/users/xaren/news/16818792435605443062
6/29の近況ノートにて登場人物紹介とwhisk作成のメインキャラのイラストをアップしています。
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