モシテキ!〜もしかして適当にダラダラ書いてもそこそこ面白い話になるんではないか、と俺は言った〜
古川和(みんち)
第1話
第一話
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
俺はビルの屋上で叫んでいた。その高さ、まさに人がゴミのようだった。この高さでは恐らく死ぬ。俺も恐らく死ぬ。その数秒後を予想した。恐怖で頭がクラクラして、身体中がガクガクして震えてきた。
やっぱり辞めておこう、飛び降りるのは。そうして俺は踵を返した、その時
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、死ねぇーーーーーーーーーーー」
どこからか声がした。羽の生えたJKだった。
「落ちろ、落ちろ、落ちろお前んなんか」
そう言いながら着地して俺めがけて走ってきた。
「うわぁーーーーーーーーーーーーーーーー」
俺は叫びながら降りの階段へのドアを目指した。すると走って来たJKとぶつかった。
「イッテェなぁ」俺は大したことなかったが、JKが倒れていた。
か、かわいい。お顔が可愛くて、太ももがヤラシかった。だからツンツンしてみた。
「どこ触ってんだよ、おっさん」
「えっ、どこも触ってないけど?」
「触っただろ、その汚い手で」
そう言いながらJKは疑ったような目で俺をみてきた。さっきの羽はどこにもなかった。
「すまん嘘だ、さわった。許してくれ」
「土下座、土下座して」
「いやいや、お前が急に走って来たのが悪いんだろ?」
そう言って彼女をみた。両目に涙を浮かべていた。
「わかった、わかったよ。これでいいんだろ、特製の焼き土下座」
俺は頭を思いっきり硬い床に擦り付けて、焼き土下座ってか頭が禿げそうな擦り土下座をやってみせた。どうせ死ぬ身だったんだ、今更プライドもクソもねえんだ。
「もういいよ。そこまでしなくてもいい。私が悪かった。勝手におっさんを殺そうとして」
「わかったならいいよ‥」
二人は見つめ合った、一瞬。
女はみさきと言った。この辺をたまに徘徊しているらしい不良少女だと言った。俺には不良だとか品行良性だとかはどうでも良かった。乳がデカけりゃ。みさきの乳はデカかった。だから俺はさっき飛び降りようとしてたとか、そういうくだらないことは忘れてしまった。
俺たちはビルの入り口まで来て、止めてあったランボルギーニのロックをキーレスキーで解除した。両側のドアが飛ぶ前の飛行機みたいに斜め45度に回転して、みさきは助手席に乗った。
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