開発日記4:開発の息抜きのはずなのにめちょ大変なんだけど。

モデル用のイラストが完成した。


圭介:青髪マッシュの黄色メッシュ、パーカーを着た美少年の男の子

茉奈:黒髪ショートヘア、茶色のエプロンを着た画家の女の子、ところどころには、トウモロコシやポップコーンの意匠が入っている。

奏 :淡い緑髪ロングヘア、ヘッドフォン首にかけた女の子

結城:銀髪のロングポニテ、ゆるふわ系の軍服を着ている男の娘、背中には刀を、腰には拳銃を携えている。


俺はこれから、これらを動くようにしていく。

正直に言って、こだわりだしたらキリがないので、一定のクオリティを決めていく。俺たちの事務所は、技術職(ゲーム関連)の専門家のみが、所属する。だから、モデルの動きを化け物級に仕上げることで、話題性を引き立てるか?まぁ、事務所の宣伝の一部にはなるか。

「とりあえず方針は決まったか、じゃあ誰からやっていこうかなぁ、、、って何だこのメモ?」

[3Dにしいといてねん!しくよろ☆]

「ふぅぅぅうう、次会ったら一発ぶん殴る」

あいつは、この作業の大変さを分かっているのだろうか。

「まぁいいや、とりあえず作業するか、」

改めて、用意されたモデルを見ていく。俺が指定していたパーツ分けよりも三倍近くのパーツ分けをされている。どんだけ、ぬるぬる動くようにしたいんだよ、、、

「よっし決めた。こいつからやるか!」

俺が選んだのは、奏のモデル[作音緋色つくるねひいろ]こいつからだ。選んだ理由は、年功序列を逆順にやってみようという気まぐれだ。

(最初は顔からいじるか、久々にやるからMetubeの解説動画を見ながらやるか)

「うへぇ顔だけでパーツ数500越えって、どこ動かすんだよ。」

モンスターを嗜みながら、動画を見て、サクサク作業していく。

(ふぅ、とりあえず顔は終わった、次は体だなめんどいし上半身だけでいいか。)

カタカタカタカタ

カタカタカタカタ

うん。ゲーム作ってた時となんも変わらんのだが、くっそ疲れるのだが。はぁ、こんな愚痴言っててもどうしようもないよな。さて、体も終わった。次は誰を作ろうかな?・・・

~次の日~

「やっとおわった~~」

「おつかれさま。ほい、モンスター」

「あざっす。」

途中から見に来た圭介と一緒に仕事終わりのモンスターをキメて、祝杯を挙げていた。

「さ~てと、モデルは作り終えた、次は配信日を決めるのとその日までのSNSでの告知だな。」

「あぁ、軽く告知してみたんだけど、あんま人は集まらなさそう。」

「今ってどれくらい情報公開してる?」

「えぇ? そうだな、、、コンセプト以外なんも出してないわ。」

「それのせいだろ、、、まぁとりあえず、ティザーPV作っといたからこれ投稿してみてくれない?」

「おけ」

~三分後~

ピロン~♪

(なんの通知だ?)


一件の通知が届いた。気になって通知を開こうとしたとき、


ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪


「え?」


ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪

ピロン♪


「どうしたんだこれ、、、」


(通知が止まらない。どうしたのだろう。まさか俺のパソコン、ウイルスに感染したのか?)


恐る恐る、確認しようと通知をクリックしようとマウスカーソルを近づけていく、、、そしてクリックしようとしたとき、作業部屋のドアが勢いよく開いた。


「結城!!!やばいって、あのPV公開したすぐ後になんかいきなりバズって、各SNSのフォロワー数がすごい数になってるぞ、、、」

「まじぃ!?」

「あぁマジだ。」

「そうかそうか、じゃあ初配信の集客はこれでできた、、、か?」

「そうだな、、」

「ぃよっし!!!!!!!!!一番心配な部分が解消してめちゃくちゃすっきりした~。」


結局、総フォロワー数は約5万人ほどになった。

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