阿呆の花婿!!!

立花 優

第1話 プロローグ

★最初に……この物語りは、紛(まご)うかた無き、完全なフィクションである。

 よって、似たような団体名や事件名や人物等の記述に、某団体や某人物を想記される方々もおいでるかも知れないが、著者は現在でも某病院の開放病棟に入院中であり、その時に見た「夢の中の話」を、ただ、鉛筆でメモ用紙に起こしただけなのだ。

 これを、私が担当の看護師が、チマチマとパソコンで文字起こしをしてくれのだ。

 つまり、漫画家「たつき諒」の、小説版『私が見た未来』なのである。

 よって、これから語られる以下の話も、もしかしたら、著者の妄想、空想、せん妄の類いなのかも知れない事をここに記して、この話を進める事にする。

            (西暦2025年6月21日、記す)


 西暦2024年4月21日(日曜日)の夜のニュースで、東京都新宿区で、交通事故があったとのニュースが流れた。


 一人の男性が運転する軽自動車が、交差点の青信号で進行中、交通事故に遭い、緊急搬送されたと言う事故でもあり、まあ日頃、良く聞くニュースでもある。


 年齢40歳の中年男性が、青信号を確認して軽自動車を運転中、信号無視で突っ込んで来た、普通乗用車と衝突、緊急搬送されたという。軽自動車の運転手本人には命に別状は無いものの、顔面、大腿骨等に、大怪我を負ったと言う。


 通報で現場に急行した警察により、現行犯逮捕された当該普通乗用車の運転者は、つい、脇見運転をして、進行方向の赤信号を見落としたと警察に語っていたと言うのだ。

 運転者は、普通の会社員の男性で、年齢は35歳と放送されていた。


 たった、これだけの、極簡単なニュースだった。



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