Dear in the Love
揚げパンツ部長
序章
素寒貧な村の中にある、村の中でもとびきり素寒貧な家の前に、真っ白な車が駐車している。それをみて400人ちょっとの村人たちは大騒ぎだ。
『じゃ、行くか』
ついに、車越しに見えるドアが開き、俺は今連れて行かれようとしている。
『はぁ…その、車に乗るってことは村から出ていくんですよね?一体どこに…?』
『まぁ、ちょちょいと荒野を通って…真っ直ぐや。』
俺が目的地を聞いても、あやふやな答えしか目の前のオレンジをイメージカラーとしていそうな派手なお兄さんは答えなかった。
『そう…ですか。』
派手オレンジの人『キミが一番都合が良かったんや。親もおらんし、周りに友達がおらんくてこの村から離れてもお手紙渡す奴は一人もおらん。おまけに、俺より地味!』
派手な見た目と一緒で自分の外見にこだわっているようだ。冬でもないのに橙色のファーをつけているのは驚いたけど…。
『・・・』
派手オレンジの人『まぁ…ちょっと言い過ぎか。まぁとりま乗れや。』
意外と悪い人ではないのかもしれない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
村を出て4時間?くらい。派手な人と同じ橙色の荒野の景色も、夜が耽って光の色も無くなっている。
派手オレンジの人『この荒野もずっとみるの地味やな〜…俺らキミ迎えに行くためにこの景色見るの行き帰りで2回目やわ。』
『そうですか…。』派手オレンジの人を目立たせるためか、異常なほど白い車の中で俺はそう答える。
派手オレンジの人『ここぉ〜…荒野、やしな。聞いてしまってもええか。』
そうオレンジの人が運転手の人にルームミラーとサングラス越しにアイコンタクトをとった。そうすると、運転手の人も目をぱちぱちと「OK」とでも言っているかのようにした。
どうやらこの人たちは俺に聞きたいことがあったそうだ。
派手オレンジの人『なぁ、キミにちょ〜っと聞きたいことがあんねんけど。ええか?そんな難しい質問じゃないで。』
『・・・いいですよ』難しい質問ではないと言われても、俺は何が聞かれるのか、無意識に身構えてしまった。
派手オレンジの人『聞きたいことってのはな。キミの先祖に関することや。』
『・・・先祖。』
派手オレンジの人『おん、キミの先祖は不思議な力を使ったって聞いてる。なんや…でぃ、
その瞬間、車の窓越しに夜の荒野に色がついた。翠緑の星が光ったのだ。そして、次の瞬間、車は散っていった。残っていったのはドンとグチャと言う鈍い音だけ。
派手オレンジの人『・・・けほっ…おいおいマジぃ?聞いてないんやけど、こんな荒野に…。』
すっかり荒野の暗さに染まった派手な人が砂埃を払って立ち上がった。
派手オレンジの人『・・・・・・・・・・さんがいるなんてなぁ。』
破壊した車の後から出てきたのは、グラマラスでなんともみずみずしい女性だった。名前はよくは聞こえなかったが、その印象だけが脳に残る。
派手オレンジの人『勘弁してぇ…こんなバカ女と闘うなんて…ついていないどころか…人生の終わりやな。はぁ〜…。・・・でも、今回は全然状況が違うんやよね〜。』
それに対して女性はただただ微笑むだけ。何も言わなかった。
派手オレンジの人『で、えと…なんて呼べばいいんやっけ…。』そういうと、派手オレンジの人は自分の首を支えながら、俺の方を見てきた。
派手オレンジの人『ん〜…もうシラ
そう俺に向かって言い放つと、真っ先に派手オレンジの人は俺の方に走ってきた。車が破壊された時、バラバラに離れてしまった間を埋めるために。女性…あだ名を翠緑の人としよう。翠緑の人は微笑みをやめ、真っ直ぐこちらに走ってきた。
派手オレンジの人『おい!シラ
シラ頭『
派手オレンジの人『マジやな?!ミスったら、お前ごとあいつらに連れ去られていってまうぞぉ〜!!
………………………………………
『お、おい!シラ頭!くっそ、野郎なんも言わんくなりおった!これで何ができるっていうねん!』
『ぷっくく、あっははははは!何を言うかと思えば…キミ、そこのシラ頭の少年の言う事信じるくらい憔悴してんだ?』
『笑うなバカ女!何が
『っふふ。まぁいいや、キミはしっかりと拘束させてもらうからね。じっとしないと1発殴っちゃうかも?』
『くっそ…そんなん殺すと同義やんけ…まぁ一旦はくだったるわ。』
『あらすんなり。ならさっさとそのお手首二つともこっち回しな〜、』
ザッ…ザッ…ザッ…
『んっ…これで行けるか?』
『ん〜!そうそう。』
『んっくくく…』
『・・・何笑ってるのかな〜。気持ち悪いよ』
『いや…ちょっとくすぐったくて。まぁ、ちょっとしたユーモアや』
『・・・キミ、多分ユーモアの意味知らないでしょバカだね。』
『いや…笑えるのは本当だぜ…?それにどっちが馬鹿かな。』
『ん…それどういう』
『
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1918と1103の戦い
場所│アンダーリング、ボウピン国境付近荒野│
結果│1103の勝利│
損害│1918:死亡を確認、1103:片腕を欠損│
状況│
て連れているところを発見した1103がそ
の車を奇襲。それにより1918と1103の戦
いが勃発。その時点で
だが鍵はまだ意識を失っていなく
情報を1918にもらした。
それを1918はその場で実践した結果は不
発、と1103が判断。だが、その実情は成
功していた。その直後不意打ちで1108が
片腕を欠損。その後は片腕の欠損を負い
ながらも1918の
不足をつき、そのまま撲殺し、戦闘は
1108の勝利に終わった。
状況から見るに
は1918に
少年は一般人のため、1103の奇襲の影響
で死亡した可能性があるため一概に断定
はできない。1103は「手加減はしなかっ
た」と言っているため、1103に非がある
とする結論に至った。よって
析、研究は1103を使い解析、研究行うこ
ととする│
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