第14話 いっぱい魔法を貰えました!!

「いやぁ、まったくめでたい事じゃな!! ルーパート、良くやったぞ!!」


「うむ、これだけ沢山の魔法を授かれるとは素晴らしい」


「のう、さすがワシらの孫じゃな、レオポルド!!」


「ああ」


「良かったですね、ルーパート。沢山魔法を授かれて」


「ルーパートは何の魔法をお願いしていたのですか?」


「うんちょ~、へんしんとくかん!! それと、パパとママと、おにいちゃといっちょ、カッコいいまほう!!」


「そう、それならば、お願いが叶いましたね。マリアベル、落ち着いたら教会へお礼に」


「ええ、勿論ですわ。今日は驚いて、そのまま帰ってきてしまったので、改めてお礼に伺います」


「さすが私の可愛い弟だ。誰よりも凄い魔法を授かるとは」


「俺の弟だからな。さすが、俺の弟だ!!」


「私だ」


「いいや、俺の弟だから、これだけたくさんの魔法を授かれたんだ!」


「フッ お前の? 変身と空間魔法、そして土しか使えないお前が?」


「それだけ使えれば十分だろう? へっ、兄さんなんて魔法しかできないじゃないか。俺なんて剣も使えるんだからな」


「ハッ、剣術バカが。それに私も剣を使えるぞ?」


「何だと!?」


「あなた達は毎度毎度、良くそこまで、どうでもいい事で喧嘩できるわね。せっかくのパーティーなのだから、それ以上揉めるのなら、7日間ルーパートと遊ぶことを禁止にするわよ」


 今ね、僕達は3回目のパーティーをしてるの。えっと、僕がいっぱい魔法を貰えた、お祝いのパーティー。


 僕ねぇ、いっぱいいっぱい魔法を貰えたんだ。貰えたのは、変身魔法と空間魔法。それから火と水と、土と風と、光の魔法が貰えたんだ、ね、いっぱいでしょう。


 他の人はこんなにいっぱい、魔法を貰えないんだって。パパとママとレオンハルトお兄ちゃんは4つ、エリオットお兄ちゃんは3つ。お爺ちゃん達も同じくらい。6個貰えるのはとっても珍しいことで、だからカミールさんはビックリしてたんだよ。


 これからいっぱい魔法の練習をすると、たくさんの魔法を覚えられて、僕はどんな場所にも冒険しに行けるって、エリオットお兄ちゃんが言ってました。僕ね絵本を読んでもらって、冒険したいって思ってたの。だからとっても嬉しいんだぁ。


 ふぅ、神様、間違ってなかったよ。良かったぁ。それでいっぱい魔法を貰えたお祝いに、パーティーをするぞって、お爺ちゃん達が急いでパーティーの準備をしてくれたの。パーティー3回、僕、それもとっても嬉しいです。


「それで、練習はいつから? これだけ沢山魔法を授かるとは、どれから練習するか悩むわよね」


「もう少し落ち着いたら、変身から練習させる予定よ。今で勝手に変身してしまっているから。最初は変身が良いだろうって、あの人と相談したの。それで次は空間魔法の予定で、あとは様子を見ながら、練習させようかと思っているわ」


「確かに、それが良いわね」


「ルーパート」


「ばあちゃ、なぁに?」


「変身の魔法の練習が始まったら、あなたにとって、とても嬉しい事があるかもしれないわよ。楽しみにしていて」


「うれちいこと?」


「ええ、そうよ。でもそれは、練習が始まるまで内緒」


 わわわ!! 嬉しいことって何かな!? 練習少しだけで、パパ達みたいに、カッコいい魔獣さんになれるとか、すぐに変身から元に戻れるようになるとかかな!! うへへ、楽しみ!!

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