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夜をいつわる星々への応援コメント
少しばかり本筋とはズレた感想になってしまうかも知れませんが、案外アンドロイドというやつも全体像を眺めた上で人の模倣が高度にできていると言えるのかも?と思いました。
実際古くは小説家というのも気の狂った奴の行き着く先であるみたいな扱いを受けていたなんて話を聞いたことがある様な気もします(曲解かも)。
そして、現代アンドロイドは機械的で個性のないものとして扱われがちでありますが、人間も大半は周りに合わせて普通を演じ、経験から得た「人としての生活」を模倣し、テンプレート的な人生を歩んでいることが多いと感じます。(ただ、その経験や受け手の能力差が影響した結果として別のものの様に見えている部分はありますが)
そんな中、個性を誇りとし、自身の思考を開示して形に残すことに喜びを感じる脳内露出狂の創作活動家達はまさにバグを持ってしまった異端者の様に思われることもあるのかなぁ……なんてそんな事を考えながら読んでしまいました。
なんか、人の書いたものを読んでいるのに自分の思考を前に出しすぎてしまった感じがしますね。
でも、創作ってそういうものなのかもしれませんね。不完全で余白のある作品を読み手の視点が補完して唯一無二の形となり、伝言ゲームの様にまた一つまた一つと目に見えない部分の形を変えて後世に語り継がれていく。
なんて、都合のいい解釈をしながら楽しんで読ませていただきました。
ありがとうございました。
夜をいつわる星々への応援コメント
企画参加ありがとうございます。
ひどく難解で、ひどく哲学的で、ひどく感動的な作品ですね。
一行一行丁寧に読み込まないとすぐにわからなくなってしまいました。
人工知能の本質、人間を基準としたそれぞれの回答に優先度をつけて生成する、それを巧みに物語に取り込んでいて素晴らしいです。
それに、世紀末で芸術の本質を語る……、世紀末だからこそ現れる芸術というものがあるのだと驚きました。
とても好みの作品です。