シャドブレのぶれない日常

えいじ

ぶれない日常

とある商店街のラーメン屋

(任務の合間にふらりと立ち寄った、ORVAS基地近くの人気店)





(のれんをくぐり、ラーメン屋に入る三人)


公太「……腹減った~!ガチの戦闘より、こういうのが一番テンション上がるんだよな!」


唯我「騒がしい。ラーメン屋の空気はもっと静かに味わうものだ」


一祟(席に座りながら微笑む)「こうして三人で食事するのは、なんだかんだ久しぶりですね」





(店員が水を置いて注文を取りに来る)


店員「いらっしゃいませ。ご注文お決まりでしょうか?」


公太「特製チャーシュー麺、大盛り、背脂マシマシ、ニンニク増しで!」


唯我「塩ラーメン、麺硬め、味は薄口で」


一祟「僕は味噌ラーメンを……辛さ控えめでお願いします」


公太「おい一祟、お前って意外と保守的だな!もっとドカンと来いよ!」


一祟「……お腹を壊すと修行に支障が出ますので」





(ラーメンが来て、三人が黙々と食べる)


公太(ズルズルッ)「っくーっ!この背脂が脳に来る感じがたまんねぇんだよ!」


唯我(黙って丁寧に食べる)「……スープが鶏ベース。悪くないな」


一祟「味噌の香りが深くて、体が温まります……」


(しばらく沈黙。三人とも食に集中)






公太「なぁ、お前ら最近なんか気になるやつとかいねぇの?」


唯我「いきなり何の話だ」


一祟(微笑)「……恋の話でしょうか?」


公太「そーだよ!戦闘ばっかじゃ味気ねぇだろ。俺なんかこの前、基地の事務方の女の子に声かけられてよ――」


唯我「“靴紐ほどけてますよ”だろ。それはナンパじゃない」


一祟「でも、優しくされるのは嬉しいですよね」





(突然、公太が激しくむせる)


公太「げほっ!辛味噌トッピング間違って入ってやがった!!」


唯我「だから言っただろ、“ドカンと来い”はフラグだと」


一祟「お冷や、取ってきますね(立ち上がる)」





(食事を終え、三人はラーメン屋を後にする)


公太「くそぉ……次は絶対ノーマル味噌にしよう」


唯我「結局、お前が一番“ぶれてる”んだよ」


一祟(苦笑)「でも……こういう日常も、大切ですね」


(それぞれ笑いながら、夕焼けの商店街を歩いて帰っていく三人)



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