キャラクター(ネタバレ注意)
キャラクター設定置き場。随時追加。ネタバレ注意。
テンプレート
役割:
名前:
年齢:
性別:
身長:
体重:
目的:
必要:
性格:
欠点:
バックストーリー:
真面目系勇者
役割:主人公
名前:ザクロ・ラザリオ
年齢:二十二歳
性別:男性
身長:百七十五センチ
体重:六十五キロ
目的:復讐。大魔によって殺された幼馴染の敵を取ること。そのために修行を重ねた。遂には勇者という称号も手に入れた。
必要:過去の清算。人を襲う魔獣から人々を助ける。過去の自分のような想いをしてほしくないのだ。せめて自分の目が届くところにいる人間には。
性格:真面目。
欠点:融通が利かない。ケチ。
バックストーリー:
・幼少期。山奥の村でザクロは生まれた。彼は幼いころから腕っぷしが強かった。喧嘩では負けなし。大の大人にも勝てるくらいには強かった。しかしその鼻っ面をへし折った者がいた。それは一人の少女。力強く美しい一凛の花。ザクロは初めて喧嘩で負けた。そして彼女に恋をした。
・それからというもの。ザクロは少女に勝負を挑み続けた。喧嘩。座学。しりとり。ボードゲーム。かけっこ。そのすべてに敗北した。ザクロはますます少女に執着する。もっと少女について知りたい。そう思い彼女の家にまで訪問したくらいだ。そこには衝撃的な光景が広がっていた。自分の中で最強だった少女を一人の男が倒していたのだ。彼は少女の父だった。少女の強さの秘密は父との特訓にあったのだ。
・ある日。ザクロは少女に問う。なぜそこまで頑張るのかと。少女は答えた。自分は天才だ。力を持っている。ゆえに自分は弱い人を守らなければならないのだ。そういう運命だから。ザクロはその言葉を聞いて奮起した。なぜおまえのようなか弱い少女がそんな宿命を背負わされなければならないのか? ザクロは激怒した。そして誓う。いつか少女に勝つ。勝って証明する。俺はお前よりも強いのだと。見下しやがって。ふざけるなよ。いずれ必ず見返してやるからな。というザクロのセリフを聞いた少女は目を丸くする。その後笑った。華やかに。少女は少年に言った。やってみろと。きみ如きに負けやしない! ――その日からザクロと少女はライバル関係になった。
・それから数年。ザクロは十五歳になった。少女もまた十五歳に。二人の強さは拮抗していた。
・いつものように勝負をする。いつものように敗北する。ザクロにとってそれは日常だった。どうすれば彼女に勝てるのか? 最近は見当もつかずにいる。更に最近は戦いを躊躇するようにもなった。少女が美しくなりすぎていたからだ。できれば戦いたくない。その美貌を傷つけたくない。という本心を少年は隠している。
・ある日。ザクロは少女の父と話をした。父はザクロに感謝しているのだと語る。娘はザクロというライバルを得て目覚ましい成長を遂げた。競い合う。そして成長する。ザクロが娘に与えている影響は大きい。父は嬉しそうに語った。対してザクロは憤っていた。自分の娘を道具のように扱っている。おまえは酷い父親だと。すると父は真顔で言った。これは必要なことなのだと。いずれ娘は世界の守護者になる。それだけの才能がある。その未来のためになら何でもする――。どれだけ魔獣を倒してもダメなのだ。淀みの元凶たる大魔を倒さなくては。娘には大魔を倒す可能性がある。だから鍛えている。いつか大魔を討伐してもらうために。ひとしきり語った後に父は姿を消した。
・しばらくして。大魔が村を襲撃した。
・ザクロは少女――イリスと、その父によって逃がされた。
・ザクロは誓った。いつか必ず大魔を倒すと。そして――少女の役割を自分が継ぐのだと。
・そのためにザクロは山籠もりをした。そこに住まう魔獣と戦い続ける。そうすることで戦いの経験を得られるからだ。その胸には大魔に対する復讐心だけがあった。それから数年。ザクロは久しぶりに山を下りた。ザクロは二十二歳になった。山を下りたその足で向かうのは『勇者を決める大会』。そこで優勝して必ず勇者になる。そして少女の役割を、その父の役割を、生き残った自分が継ぐのだ。固い決意を胸に、ザクロはその大会へと挑む。
役割:ヒロイン
名前:セレフィナ・アラリック。愛称、セラフィー。
年齢:二十二歳
性別:女性
身長:百五十八センチ
体重:五十三キロ
目的:外の世界を旅する。旅を楽しむ。
必要:旅の仲間。どんな場所にでも自分についてきてくれる人。孤独を癒してくれる人。
性格:天真爛漫。
欠点:わがまま。
バックストーリー:
・幼少期。セラフィナは小さな農村で暮らしていた。両親には愛されて育った。しかしそこへ王国からの使者が現れる。その人物は告げた。セラフィナは聖女なのだと。ゆえに王城で聖女になるための教育を受けなくてはならないのだと。両親はセラフィナに言った。いい話だ。王城で暮らせるなんて羨ましい。ぜひ行ってくるといい。セラフィナは誇らしい気持ちになった。そうして少女は使者についていった。王城へと。
・王城での日々は酷く退屈だった。自分の力は人々のために振るわれるべき。私利私欲のために利用してはならない。という教育。たいして面白くもない勉強。堅苦しい空気。友達なんて一人もいない。対等な存在は一人もいない。セラフィナはとても窮屈だった。王城には自分の居場所などない。そう思った。
・王都の魔法学院ではトップの成績だった。その過程で多くの子供たちを正面からねじ伏せた。友達なんて一人もいない。心苦しい。セラフィナは孤独だった。自分と世界救済の旅に出るという勇者とはよく会った。あまりにもつまらない男。完璧すぎる。面白くない。刺激的でも何でもない。セラフィナはいつしか、現役の勇者を倒す何者かを待つようになる。
・セラフィナはずっと考えていた。自分はやがて大魔討伐のために勇者と共に旅に出る。さてなにをしようかと。行きたいところは色々あった。狭苦しい王城から広い世界へ旅立つのだ。セラフィナはその日が来るのが楽しみだった。これから行く予定の場所をくまなく調査。初めはどこに行こうか? 次はどこに行こうか? いずれくるその時をセラフィナは待ち続ける――。
・数年後。セラフィナはザクロと遭遇した。
今日やること
・キャラクターを二人作る。
・作るのは悪役と脇役。
・4. 奈落のバソス 黒淵の巨獣 土の淀み/地下迷宮に住まう大魔。このキャラクターの分身体が出てくる。二体。
・一体は人間に友好的な個体。名はバロン。宿屋兼食堂の店員。人間の暮らしや文化などに興味を持っている。今は人間の姿に擬態して王都で暮らしている。あまり争いは好まない。よくザクロやセラフィナに話しかけてくる。
役割:悪役
名前:クゥワイナ
年齢:推定五百歳
性別:男性
身長:不明。かなり大きい。
体重:不明。成人男性の平均。
目的:人類を倒す。
必要:仲間と共に過ごす。
性格:傲慢。
欠点:悪逆非道。
バックストーリー:
・五百年ほど前に奈落のバソスの本題から分離した。その時にはまだ漠然とした自我が無かった。淀みの影響を強く受けているために、とても人類のことを恨んでいる。
・孤独に人間のことを殺戮する日々。いつしか彼は懸賞金をかけられるようになる。人間の強者との戦い。時には勝ち。時には負け。そうした日々を過ごしてきた。
役割:敵役
名前:ヘレナ・フォーチュン
年齢:二十代後半
性別:女性
身長:百七十二センチ
体重:五十八キロ。
目的:勇者になる。
必要:強者との戦い。
性格:冷たい。完璧主義。真面目。
欠点:想定外の事態に弱い。
バックストーリー:
・身体の半分が氷の精霊という奇妙な生まれ。精霊の母と人間の父。二人と共に雪山の頂上にある小屋で暮らしてきた。穏やかながらも幸せな暮らし。それに彼女は満足していなかった。やがて、成長した彼女は山を下り、各地を転々とした。ふらふらと、目的地もなく続いた旅路の中。ヘレナは様々な人々を助けた。強大な魔獣の討伐。凶悪な山賊団の単独討伐。助けられた彼らは雪山から降りてきた彼女を神として崇拝した。結果として豪華絢爛な屋敷に住み、毎日が優雅で快適な暮らしを手に入れた。
・しかし彼女はまだ満足していなかった。
・もっと強い敵と戦いたい。生まれ持った強大な力を振り回しても、倒れないような。自身の全力を出した上でも尚、届かないような強敵と戦ってみたい。
・そんな自身の欲望を、ヘレナは醜いものと断定。ゆえに彼女は自分の願望に蓋をして、人のために力を振るった。人が求める自分でい続けた。崇拝する彼らの期待を裏切るのが嫌だった。
・惰性と諦念に満ちた日々。求められるがままに力を振るう。そのたびに崇拝者たちは喜んだ。ヘレナもまた彼らが求める理想の姿を完璧に演じ続けた。
・ある日。転機が訪れる。
・今年の勇者選定大祭に出場してみないか、と。崇拝者の一人が言った。彼は自身が初めに助けた人間だった。ゆえに他の崇拝者たちよりも近しい関係だった。
・ヘレナは自分たちの救世主、だけではない。世界中の人々の救世主になるべき人間だと。ゆえに勇者になって、もっと多くの人々を救ってほしいと。
・彼女はその願いを承諾し、勇者選定大祭に出場する。しかし崇拝者たちの想いとは裏腹に、ヘレナはある邪な思いを抱いていた。
・勇者選定大祭に出場するような人間と戦いたい。自分では想像もつかない強者たちと戦って、自身では想像もつかない全力を出してみたい。という、誰にも言えない想いを秘めて、ヘレナは勇者選定大祭の大舞台に立つ。
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