素晴らしい作品

拝読しました。ベルリンと京都、時空を超えた魂のリンクに戦慄しました。
特にオスカーとミクを繋ぐ「左手で鼻を擦る」癖の描写。何気ない仕草が数百年の時を結ぶ鍵となる構成が見事で、鳥肌が立ちました。
忘却の川レーテを巡る哲学的な問いと、戦争という「地獄」の対比が胸に迫ります。記憶の底にある悲しみと、それでも続いていく命の営み……文学的で重厚な筆致に魅了されました。素晴らしい作品をありがとうございます。