第二十一話体育祭.3
ほんっとにお久しぶりです。学期末でいろいろ忙しくて更新できてませんでした。(言い訳)これからもよろしくお願いします。
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疲れたな~
まだ始まってから、二競技しか終わってないけど…
ハードル楽しかったな、体育祭終わったらちょっとだけ陸上部に顔を出しに行くのもいいかも
「お疲れさま、渚」
「あっ、冬華先輩ありがと」
我らが生徒会長の八雲冬華が、ねぎらい(?)に来てくれた。
「ちゃんと、気絶せずに見てくれた?」
「うっ、あれは事故だから、ちゃんと見てたよすっごくかっこよかった」
どうやら、しっかりと見ていてくれていたらしい
「ありがとう!冬華先輩もすっごくかっこよかったよ」
二年生の徒競走ではぶっちぎりの一位だったしね、流石文武両道生徒会長って感じだ。
『次は、二年生のハードルです。選手の人は準備してください』
あっ会長の出番だな、でも競技するのって第二フィールドじゃなかったっけ?ここ第一だけど
「冬華先輩?行かなくていいんですか?」
「うにゃ?!もうそんな時間?!じゃあね、渚」
すたたたた
はやっ!じゃあ、私も応援に行こうかな?
第二フィールドに着いたら、結構な人がいた。うむ、会長人気がすごいな
冬華は、えぇと、いた!三レーン目か
『位置について、よーい、ドン!』
はやーダントツじゃん、会場もめっちゃ盛り上がってる。銀髪いいな、今度染めてみよっかな?
冬華は安定の一位だった、流石、文武両道、才色兼備、変態会長である
会長がこちらに気が付いたみたいで、笑顔で手を振ってきた。きゃわいい
「お、俺に手を振ってくれた!」
「ばか、お前じゃなくて俺だよ」
「これだから低能は、僕にだよ」
「こ、告白してみようかな」
周りでは、男子たちが自分に手を振ってもらえたと勘違いする人が出てきている。
最後の奴、ほんとに精神的にタヒぬからやめといたほうが身のためやで、後周りに迷惑だから喧嘩すんなよ
彼女もちもいるのに…彼女の前で言わないようにね
『間もなく、仮装競争が始まります、係・選手の人は集合してください』
ありゃ、もうそんな時間か戻んなくちゃ
「ナギちゃん、こっちこっち」
「桜、あれ?ほかのみんなは?」
「あっちの方、ナギちゃんのこと待ってるよ」
ちょっと遅れてしまったようだ、申し訳ない
「全員そろいましたね、では説明します」
係の人の説明を聞くと、黒いブースの中にある衣装をどれか一つ着て、走るらしい
衣装は、手芸部の人たちが丹精込めて作ってくれたっぽい
「ナギちゃん、楽しみだね」
「そうだね、早く着替えなくちゃいけないのか」
「大丈夫だって、着るのに時間かかるような衣装なんてないから」
「そっか、頑張ろうね」
「そうだね、変な衣装にならないようにしようね」
うん?変な衣装?そんなのあるの聞いてないんだけど
『第一走者の人は準備してください』
まだまだだから、前の人たちの見てどんなのがあるのか学ぼう
『位置について、よーい、ドン』
みんな一斉に、ブースの中に入っていった
一分後ぐらいに、一番初めの人が出てきた
セーラー服だった、それもかなり丈の短い
二番目の人も出てきた、
チャイナドレスだった、スリットめっちゃ深い
三番目の人は、ガチャ〇ンだった。なんで?
四番目の人は、恐竜の着ぐるみだった
最後の人は、最初の人からかなり遅れて出てきた、
十二単だった、とても重そう、あっこけちゃった
これが続くの?かなりきついよ?男子めっちゃ喜んでるけど、
「な、ナギちゃん、無理しないようにね…」
「う、うん」
いや、手芸部の人の趣味過ぎない?すっごく恥ずかしいんだけど、
『第二走者の人は準備してください』
『位置について、よーい、ドン』
やめても見たくない、ちなみに、
ミニスカポリスと、チアの衣装と、ヒーロー戦隊の奴とか、うさ耳とか、女騎士のコスプレとかあった
競技じゃなくて、コスプレ大会じゃないこれ?
どんどん人が走っていく、ゴール付近には、写真撮影場所もある。長蛇の列ができている。やめてくれ
『第七走者の人は準備してください』
ついに順番が回ってきた、
「ナギちゃん、頑張ってね」
桜が応援してくれているが、返事することもできない
『位置について、よーい、ドン』
黒いブースの中に入ると、衣装が置いてあった
「えっ、こ、これを着るの」
そこに置いてあったのは、メイド服だった
黒を基調とした、クラシックなメイド服だった、確かにあこがれはあった、見る方だけど、着たいとは思ったことはない
しゅるしゅる
最後に頭に着ける、ホワイトブリムっていうらしいものを付けてブースから飛び出す
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
「かわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「きゃわいいぃぃぃぃぃぃぃ」
「わが人生に一片の悔いなし」
バタバタ
応援席の方を見ると、いつも仲良くしている子たちが何か叫びながら倒れていっている
ちょっと動きずらいかも、恥ずかしいし
な、何とか一位は取れた、でも正直言ってそこまでうれしくない、羞恥心の方が圧倒的にかつ
「お疲れさまでした、眼福でした」
「は、はぁ」
「こちらへ、写真撮影していただきます」
ちょっとしたステージ?みたいなところに行くと、女の子たちが長蛇の列をなしていた、男子たちが並ぼうとしてるけど、どっかから飛んできた黒い物体によってなぎ倒されていっている
先頭の人は、冬華だった、競技はどうしたの?
「渚、かっこかわいかった」
「ありがと?」
「写真撮らせて」
パシャパシャ…
「はい次の方」
次は、涼子だった
「渚、ちょっと、ご主人様って言ってくんない?」
「え?ご、ご主人様?」
「ぐはっ、あ、ありがとう最後にツーショット」
パシャリ
「はい次の方」
次の人は、葵だった
「かわいい、私の家のメイドにならない?」
「えっ?えっ?」
「まあ、この話はまた後で」
嘘じゃないの?
パシャリ
「ありがと、また後でね」
列を見るとまだかなりいる、まだまだ、列は続くようだ、
あと、いつになったら、解放されるんでしょうか?この格好メチャクチャ恥ずかしいんですけど!
「渚が照れてる、かわいい!」
「グループラインに送らねば」
「これで隊長が喜んでくれること間違いなし」
「あ、男!」
ズドンッ
「処理完了、」
「おつかれ~」
にこにこしている女子の列の隣には、死んだ顔をしている男子の屍が積み重なっているとか
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ちょっと、短くして更新していきます。次回は、クリスマスぐらいに投稿できればなと思ってます。これからもよろしくお願いします。
「こんにちは、
今回は、体育祭なので、ようやく私活躍の場所が出てきました。
けど、ほかのみんなの運動神経良すぎない?せっかく渚にかっこいい所見せられると思ったのに、
この小説が面白いと思ったら、♡と星をぽっちっとしてくれたら嬉しいです。ファンクラブみんなが喜びます!」
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