初咲きの牡丹

Mimosaを唇に、肌に痣を

震える両手すら過去へ消えた


歪んだままで月燈に晒される

消えた熱の意味が、分からないままで


身体を包む、和牡丹が花開けど

ずっと、鳴り止まぬ慟哭は、僕の物か…


触れないように

誰からも愛されぬように

ただ尋常に、信仰の色を染めて


呉れないように

カササギが瞳を喰らうように

濡れた牡丹は散って、かみを詠った



仄かに香る、喉奥が引き攣れる

啓蒙の意思さえも、粗悪な貴方過去のままで


墨は白紙に侠客きょうかくを成す、嗜好に落ち

嗚呼、覚めぬ努努ゆめゆめからけるだろう


着物の裾、取り出した炉坐吏於ロザリオへ口づけ

ずっと、僕は神様あなたの物だ…


消えないように

僕を殺さないように

必衰は、純朴に恋人を付けて


震えた表情が辛くないように

僕を抱きしめていて、嘘でもいいから



遅咲きの花、実を付けた美しい花を

噛んで、冷たい倭国を憂う


指先が切れる、赤く染まる牡丹

誰より熱を帯びた、仕草で僕の元へおいで



もう彷徨えぬように

芍薬シャクヤクを抱くように

小生、いとけなあかを付けて


死にたくないように

いつか、牡丹何かを愛せるように

応えを求めるばかりだ、嘘でもいいからと…

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