仮説・検証・実験

「酔っ払って飲み屋の階段を頭から落ちたときも無傷だったけど次の日職場の同僚が死んでたし、繁華街の交差点で信号待ちしてたら背後から突き飛ばされたときは擦り傷一つなかったけど後日高校時代の同級生が死んだって連絡が来て急遽葬式に顔出したし、どうも『俺が死にかけると知人が死んでる』っぽいって思ってんだけど、これ上手くしたら嫌なやつに死んでもらえるわけだから、だからお前嫌いなやつとか紹介してくれよ、悪いようにはしないからさ」と缶ビール片手にへらへらと笑う先輩に、その理屈で行くと俺も身代わりの対象範囲になるのではないかとうっすら思いつつも、別にそれでもいいかと曖昧な返事をしながら手にした缶を呷る。

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