『いいね』が値上がりしている件
にとはるいち
プロローグ:『いいね』と私たち
『いいね』は、現代人に必要不可欠な栄養素である。
十分な『いいね』を摂取できていれば、人は自己肯定感と承認欲求が満たされ、幸福に包まれる。
しかし、『いいね』が不足すると、人は自己肯定が困難になり、イライラしたり、感情的になったりする。
さらには、『いいね』を手に入れるため、ネット上などで不健全なパフォーマンスに走る者も現れる。
健全な社会生活を営む上で、『いいね』はもはや欠かすことができない。
以降の物語は、昨今の『いいね』不足に見舞われる日本において、とある奇妙な経験をした男の話である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます