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教室につくとすぐに
「ユンちゃんおはよー」
丸いメガネに三つ編みお下げ。ユンちゃんに声をかける
「あっコウちゃん。おはよ~」
いつもマイペースでおっとりしてるユンちゃんは私のいやし
「今日ね、朝からタクがすごい怒ってて」
「あはは…バレたんだ。テスト」
「うん。0点のテスト。部屋で捨てたの拾われてた」
きっと掃除係のバカランカがみつけたんだ
私の部屋入ってくんなよ。
「それは怒るよー…」
「コウ!!」
学校にもいるんだった。うるさいやつが
私を睨み付けるようにガンつけ、黒の学ランが制服なのにグレーのパーカーを着てる
髪の毛は激しめのツーブロックはまさしく不良そのもの
小学生のときから悪ガキだったが中学にはいると磨き上げられ不良になったコイツ
私の窓際後ろの座る席までくると…
「今日の送りアニキだったのかよ。言えよ」
「なんでわざわざあんたに言わないといけないの。レノマ」
この不良の名はレノマ
ヤクザの父親を持つレノマとは小学生のときからの付き合いがある
心底タクを尊敬し、自称舎弟
タクが送りのときは、顔を出して挨拶にいくのが日課だった
小学生のときの初めてできた彼氏であり、その付き合いはどこへやら
まぁそれはどうでもいい
私はハヤトさん一筋だし、レノマは私よりタクがすき
そのレノマが今じゃ男子で一番仲がいい。幼馴染みといっても過言じゃない
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