3


きた。私の朝食を運んできては私の席に置く女


私の嫌いなやつ


暗めの茶髪にセミロングの癖っ毛

痛んでるんだよ。ばか



「バカランカに関係ない」


「あはは…関係なくはないんだけど」


私の口撃をものともせず、透かし顔


この女のどこがいいんだろう。ほんと



「ハヤトさん、早く別れてよ!」


「ははっ…そーだなー」



ハヤトさんとバカランカが付き合ってるなんてほんと最悪


ハヤトさんは私の言葉にのらりくらり


別れる気ないからだ


「コウちゃんはほんとはっちゃんがすきねぇ」


台所から急須をもってきた女性

紺の和服に割烹着がよくにあう


綺麗に纏められた髪の毛には艶がある

50をすぎても美しさは劣らない


私の母親のようなお祖母ちゃんのような存在


ユキコさん



ここは私の家。この人たちが私の家族







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