私だけの領域(テリトリー) ~ある猫耳さんが紡ぐ、静かな幸福論 🧶😌~
星空モチ
第1話:私の領域、始まりにゃ🐾
私はエマ。
見た目は人間みたいだけど、ちょっと違う。
ほら、ここに、ぴこぴこ動くものがあるでしょう?
これ、猫の耳っていうんだにゃ。
だから、私は人間じゃないの。
かと言って、本物の猫でもない。
どっちつかずの、宙ぶらりんな存在。
それが、私なのだにゃん🍃
昔は、それが嫌だった。
どうして自分だけ、こんなものが付いているんだろう?
どうして、みんなと同じようにできないんだろう?
人間社会に溶け込もうと、一生懸命、猫の耳を隠してみたり、猫のような語尾を封印してみたりした時期もあるのよ。
でも、無理だった。
だって、私の心臓は時々、雀のように小さく震えるし、太陽の光を見つけると、どうしても抗えずに身体が伸びてしまうんだもの☀️
大きな音を聞くと耳がぴくりと反応して、知らず知らずのうちに腰が低くなる。
それは、私という生き物の、根本的な動きだったんだにゃ。
だから、もう隠すのはやめた。
その代わりに、私は自分だけの「領域」を作ることにしたの。
ここは、私の聖域。✨
誰にも邪魔されない、私にとって完璧な場所。
ねえ、見て?
この部屋は、私のテリトリーなのよ。🗺️
壁の色は、私が一番落ち着く、朝焼けの空の色。🌅
床には、足の裏に心地よい、毛足の長いラグが敷いてある。フカフカで、寝転がるとそのまま眠りに落ちちゃいそう。😴
窓からは、たっぷりの光が入ってくる。
これが一番大事なんだにゃ。
光は、私を満たすエネルギー。
特に、午後の、少しオレンジがかった光が好きなの。砂漠の猫が、岩の上で体を温めるみたいに、私はその光を浴びて、体中に幸せを充電するんだ🔋✨
部屋には、私の好きなものだけが置いてある。
柔らかいクッション、積まれた本、それから、キラキラ光る小さな石💎
石を集めるのが好きなの。
なぜって? うーん、理由はないにゃ。ただ、綺麗だから。光にかざすと、目が奪われちゃうんだ。これは、私だけの宝物💍
ここで、私は誰にも気兼ねなく、自分らしくいられる。
耳をぴくぴくさせて、遠くの音に耳を澄ませたり、尻尾(見えないけど、あるのを感じるんだ!)でバランスを取ったり。
そして、思う存分、ごろごろするんだにゃ😌
それが、私の日常。
これから、この私の「領域」での日々を、少しだけ、あなたにも見せてあげる。
人間から見たら、きっと退屈な毎日だろう。
事件もトラブルも、スリルもない。
ただ、私にとっての、満ち足りた時間があるだけ⌛💖
でも、もしあなたが、日々の小さな光や音に心を動かされる人なら。
もしあなたが、猫のように気ままに、でも確かに自分の場所を大切にしたいと思う人なら。
私のこの「領域」で過ごす時間が、きっと、あなたにも何かを感じさせてくれるはずだにゃ🐈⬛
さあ、今日の光が、一番良い角度になってきた。
そろそろ、私の大切な時間が始まる合図だ。
目を閉じて、心を開いて、私の世界を感じてごらんにゃ。✨
きっと、あなたの中にも、隠された「猫」が見つかるはずだにゃよ?🐱
🐾✨🌅🔋💎💍😌⌛💖🐈⬛🐱
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