占い師です 文才ないから "騙され実例"を 短歌にしました

どの石も 自分の目で見て 確かめて 納得してから 買うようにして

どの石も　自分の目で見て　確かめて　納得してから　買うようにして

占いのお仕事をしています。

今日は石についてお伝えしたいです。

パワーストーン→数が多すぎて書ききれない。要は色がついた、石としての力がある石。クラッククオーツなど、水晶として商業利用できないヒビが入った水晶を流用する場合はここに入ることが多い印象。

貴石→いわゆる宝石。トップオブトップはダイヤモンド(モース硬度10) 、ついでサファイア、エメラルド、ルビーの四大貴石が、いわゆる宝石。

半貴石→翡翠、アメジスト、ラピスラズリ、トルコ石などの希少性やモース硬度が低い(7以下)もので、価格も貴石よりは安価。

このあたりは興味のある方も多いと思います。単純にきれいですからね。

占いでも、石はよく使われます。例えばプロ仕様のルーンは、半貴石で作られていることが多いです。お値段もそれなりにします。ちなみに水晶玉も半貴石に属します。プロ仕様の水晶玉は、目玉が飛び出すほど高いです。

ここで、やはり、お金になるものには、騙しのプロである詐欺が登場してしまいます。

パワーストーンなどは、正直、その値段のほとんどが、現地からの輸送費と、石の研磨費用です。現地に行くと、原石は安すぎてびっくりするような値段で売られています。その安さにのけぞるほどです。でもあまり、ミネラルマーケットに行くことはお勧めしません。確実に石酔いします。

話がずれました。

なので、余りにも高すぎるパワーストーンは少し身構えたほうがいいかもしれません。占い師などが、これを買わないと不幸になるとか言った場合は、その場では購入せずに帰ってきて冷静になってください。

半貴石も同様です。病気が治るとか言われたら、疑っていいと思います。それでも欲しいなら、買うのは構わないと思います。病は気から、ですから。ただ、相場を必ず見るようにしてください。今はインターネットがあるので、簡単に調べることができると思います。

半貴石は、国によっては、宝石扱いになっているものもあるので(トルコ石とかパライバトルマリンとか)その辺は、自分の目で確かめて、触って、納得してから買うようにしていただければ、後悔がないかと思います。

気に入ったものであれば、大切に手入れをして長く使うでしょうし、その石を持っているだけで気分が上がる経験をされたことがある人が多いはずです。

でも、貴石であれば、鑑定を依頼すれば真贋ははっきりするでしょう？と思うかもしれません。でもその鑑定そのものが偽物だったら、どうしましょう。

ダイヤモンドには鑑定書がつきますが、それ以外の貴石につくのは、実は"鑑別書"なんです。何故かと言うと、ダイヤモンド以外の石には同一基準の国際的な検査機関がないからです。

なので、パワーストーンに"鑑定書"が付いていたらまず怪しいと思ってください。

⭐︎この辺、詳しく知りたい方は中央宝石研究所のホームページ(https://www.cgl.co.jp/)に詳しく書かれていますので、ご覧ください。

なので、後は、その石を販売する石屋さんの誠実さと、これなら買っても後悔しないと思えるご自分の決意にかかってきます。

占い師から石を買うことを勧められることもあります。それ自体は別に、否定しません。

それぞれの石に力があるのは、私も信じていますし、自分に合わない、もしくはその人には強すぎる石を身につけると起こる　"石酔い" をした経験がある方もいらっしゃると思います。

大事なのは、自分の目で確かめて、触って確かめて、後は直感と懐具合で決めていただきたいのですが

購入する時はその石に見合った値段なのかどうかをしっかり確かめてください。正直申し上げると、石の値段は、貴石以外はぶっちゃけ有って無いようなものです。納得いくまで説明を聞いてください。

念を込めた、祈祷した、そのような理由で法外な値段を請求されるようであれば、はっきり断る勇気を持ってくださいね。

あと、石は、どのような石だったとしても、できれば実店舗を構えている店で買うようにしてください。実店舗があるディーラーであれば、あまりにもでたらめな事はしませんから。他人の目とカメラの目があるって、大事なんです。

個人的な経験ですが、鑑定にいらっしゃったお客様が、大きな翡翠の指輪をしていました。実は旅先で海外の占い師さんから譲ってもらった(ここでは譲ってもらう=購入すると言う意味です。)もので、

これをしていると良いことがあると言われたんだけど、半年経ったんだけど、特に何も変わらないんだけど…みたいなご相談だったので、疑うわけじゃないけど、信頼できる宝石店経由で鑑別に出してみては？と案内しました。

結論としては、翡翠は翡翠だったのですが、ジェダイド(ヒスイ輝石で構成された鉱物。いわゆる硬石)ではなく、ネフライト(角閃石で構成されたジェダイトよりも価値が低い石。いわゆる軟石)だったことがわかりました。因みに中華圏ではジェダイトの偽物としてネフライトが売られるケースは、少なくありません。

ご本人はこれも思い出と笑っていましたが…

中には今抱えている問題を解決するのに必死で、すがりつくように、一大決心をして買ってしまう方もいらっしゃるのかもしれません。

買ったけど、何も変わらない、そうなってしまうと、ご自身の中に陰の気が篭ってしまいますから

石を買うときは、どんな石であったとしても、目で確かめて、触ってから買うようにするといいと思います。

参考になれば幸いです。