第7話 ◇ミーティア②(セクハラしながらの質問攻め)1

 しばしの逡巡の後、美人受付嬢が出してきたのは馬で半日ほどの村のダイアウルフ討伐の依頼だった。


「報酬は……大したことないな」


「三、四匹程度の小規模な群れしか確認されていませんから。あ、でも村長の奥さんは猫族の獣人さんでとっても美人でしたよ」


「ほう」


「報酬はお出しできる精一杯ですが、村にとっては一大事なんです。受けていただけますか?」


 リンは柔らかい両手で俺の右手を握ると、上目遣いにこちらを見てきた。俺の指先が制服越しの豊満な胸にかすかに当たる。


「もちろんだ。君のために受けよう」


 もっと堪能していたかったが、俺の言葉を聞くとリンは素早く手を離した。


「ではこちらにサインを」


 俺とミーティアは揃って冒険者ギルドを出た。


「鼻の下伸びてるよ」


「む、そうか? ふふ、いい女だったからな。それより、さっききちんと俺に賭けといただろうな」


「うん。結構な額になった。物資の調達に使うんでしょ」


 その辺は以心伝心というやつだ。あの若造と揉めているときに目配せで賭けに参加するように伝えてあった。

 財布を受け取り、小銭を渡す。


「先に宿に帰って裏の空き地でクロスボウの練習をしておけ。途中で買い食いしてもいいぞ」


「了解」


 小一時間ほどかけて必要なものを買い込み馬屋付きの宿に戻ると、ミーティアが汗をかきながらクロスボウを装填していた。

 三十メートルほど先には切り株の上に薪が置かれており、ボルトがいくつも刺さっている。命中率は……初心者にしてはまあまあだ。前線で戦う俺の背中や頭に穴を開けることはないだろう。


「日も暮れるしそこまででいい。宿に入って飯にしよう」


「うんっ」


 酒場付きの宿の食事はそう悪くなかった。



「さてと」


 二人部屋のベッドに腰掛ける。安物のベッドがギシリと音を立てた。


「これから初めての依頼に向かうわけだが、冒険者にとって大事なことが二つある、分かるか」


「じ、じ、事前の準備でしょ」


 こちらに背を向けてサイドテーブルに立つミーティアが言った。


「一つはそうだ。今の俺たちの武装を報告してみろ」


「す、する。するけど、この格好は何?」


 王女の上半身はハードボイルドコーティングの革鎧を脱ぎ、麻のインナーのみ。


 下半身は肌にフィットした薄い水色のショーツのみとなっている。


「わざわざ店で買ってきたのだ。いいデザインだろ」


「そりゃ確かに可愛いけど~」


「冒険者にとって大事なことのもう一つ。それは平常心だ。そらそら、我々の武装を正確に報告しろ」


「え、えーっと、まずジャンの大剣ブレイブハート、ひゃんっ!」


 ミーティアの可愛い尻をなで上げると、王女は電気が走ったように背筋をそらした。短く整えた銀髪が揺れる。


「平常心だぞ、平常心」


「うう~。あ、あとはジャンの鎧。ブレイブハートで大穴が開いてたけど、不思議な力で直りつつある……あっ」


 ショーツのなめらかな生地の上に指を這わせると、嫌がったのかミーティアが尻を左右にくねらせた。


「そうだ、あれはアーティファクトだからな、特別製だ」


「そ、それとベッド収納のスクロールに、新しく買った投げナイフが四本、です。んんっ!」


 弾力のある尻に指を食い込ませると、高い声が漏れた。シミ一つない張りのある尻が俺の指を押し返す。

 そのまましばし彼女の白い尻の丸みを堪能する。


「ほれほれ、次は自分の装備を言ってみろ」


「は、い……」 


 ミーティアは机の端に両手をついて耐えている。


「まず、クロスボウ……ボルトは十本。あっ、はあ……ン……」


 俺に背を向け、尻を突き出す格好の少女から甘い声が漏れ始めた。


「王室から持ち出したスクロールが、うんン、残り二つで……あっ、あとは、今日ジャンが買った目潰し玉が三つ」


 目潰し玉には飛びムカデとカラカラの実をすりつぶして作った粉が入っている。今度のダイアウルフ戦で役に立つかもしれないと思い購入した。


「あっ、あっ、あっ、そこは……」


 シルクの下着の上からミーティアの割れ目をなぞる。かすかだが湿っていた。


「おやおや~、ショーツが汚れているようだなあ。」


「そんなこと、ない……ふぁあ!」


 人差し指を軽く曲げてやると、とたんにミーティアが声を上げた。そのまま何度も割れ目を布越しに愛撫する。


「んンっ、あっ、そこやっ、ん! ふっ、ふっ、ふっ」


 必死に息を吐いて快楽を逃がそうとしているが、快楽には抗えないようで、次第に下着の底の部分に淫水が滲んできた。


「ほれミーティア、冷静に、冷静にだぞ。出来ないのかなあ?」


「で、出来るし」


「ほほー、ではこれはどうかな」


 上ずった声で強がる彼女を嘲笑うかのように、俺は両手で陶磁器のように白い尻を揉み始めた。


「あうう! 急に、はげしく……んっ。お尻、そんなふうにこねちゃ嫌ぁ」


 十本の指から逃げるように左右に可愛い尻が振られるが、もちろん指は止まらない。


「芯に……響いて、ジンジンするから、ダメだってばぁ」

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