11話 繋がる道、迫る影

翌日、田中と真理子たちは新たなインフラの整fme201502@gmail.com備fme201502@gmail.comに向けて出発する準備を整えていた。日の出と共に、彼らの心には希望が満ちていた。田中清が地図を広げ、次の目的地を指さした。


「ここだ。隣の街に新しい水源を整備する予定だ。俺たちの力を使って、迅速に進めていこう」


山田真理子も頷きながら、魔導端末を確認する。「資材も順調に届いているし、聖女が手配してくれたおかげで、スムーズに進めるわ」


彼らは、街の中心に向けて進んでいくと、進むにつれて、空気が徐々に重くなっていくのを皆が感じていた。田中が眉をひそめ、周囲を見回す。「なんか、変だな。空気が厚く感じる」


真理子が魔導端末を操作し、周囲の状況を分析する。「瘴気が濃くなっている。これは…何かが起こっているかもしれないわ」


その瞬間、周囲の景色が一変した。黒い瘴気が彼らの周りに渦巻き、異様な気配が漂ってきた。田中が警戒心を高める。「ここにも魔獣が出現するかもしれない。気をつけろ!」


その言葉が終わらぬうちに、黒い瘴気の中から恐ろしい影が現れた。巨大な魔獣が姿を現し、鋭い牙を剥き出しにして唸り声を上げた。その魔獣は、まるで瘴気そのものが形を取ったかのように黒く、全身からは異様な熱と腐臭が立ちのぼっていた。その姿は、彼らが今までに見たことのない恐ろしいものであった。


「神の力を借りるしかないわ!」真理子が叫ぶ。


田中は真理子の顔を見ると 「そうだな!真理子、まずは君の神力で払い清めてくれ!」とたのんだ。


真理子は「分かった わ」とすぐに規律を正し祝詞を唱え始めた。田中が立礼をするとユアンや他の作業員が真似をして 立礼を一緒にし始めた。作法や 意味がよくわからなくてもユアンたちにも立礼が神を敬う姿勢だとは分かったのだ。


粛々と真理子の後から 田中も規律を正し祝詞を唱え始めた。


浄化の波の後 浄化の風が吹き、黒い瘴気を根の国に押し流そうとしていたがそれだけでは足りないと 田中も真理子も分かっていた。 2人同時に 女神の浄化の光を放った。サルティアの時よりも かなり時間がかかったが魔獣と瘴気はみごとに消え去っていた。ユアン が


「さすがですね。 田中さんも真理子さんも素晴らしい力をお持ちですね」


田中は静かに首を振ると「すごいのは俺たちではない。俺たちはただ神の力を借りているだけだ。すごいのは神様のお力だよ。」と言った。


そして「俺たちはこの力を借りて インフラを成功させようとしている。そのために 神の力を借りたんだ。」


真理子も「そうね。私たちは神様に私たちの できる限りのことはすると約束してここへ来たんだよ」と答えた。


「「これからが私たち(俺達)の力の見せ所よ」」 田中と真理子は声を声が揃って一瞬、顔を見合わせると笑った。


清々しい空気が流れる中、田中たちは再び歩き出した。彼らの心には、神の力を借りたことで得た自信が確実に仲間との絆を深めてくれていると感じていた。


「さて、次は本格的に水源の整備に取り掛かろう」と田中が言った。真理子もその言葉に同意し、それぞれの役割を確認し合った。


真理子は端末を操作しながら言った。「水源の位置、確認できたわ。必要な資材もピックアップしておくね」

「了解。俺はそれを集めてくる。勇者たちにも声をかけて、ちゃちゃっと済ませようぜ」と田中が軽く笑った。



ユアンは二人を見守りながら、自分にできることを考えていた。

「僕は、皆の作業をしやすくするために、周囲の状況を確認しておきます。何かあった時にはすぐに知らせます」


「頼むわね。だけど無理はしないで。何かあったら必ず言ってね?」


真理子が少し心配そうに声をかけた。


「大丈夫ですよ。何かあったら必ず報告します。”ほうれんそう”忘れませんよ」


ユアンは力強く 答えた。

 

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