乙女と悪魔のマスカレード
祈月すい
序幕
第一話 序幕
──満月の夜、悪魔が覚醒する。
〈マスカレードの掟〉
一、高等部の生徒は、必ず参加すること。
一、参加者は、生徒会より配布される仮面を着用すること。
一、参加者は、姉妹を除いた他学年の生徒と組み、二人もしくは三人の組を成して親交を深めること。
一、〈聖なる乙女の儀式〉においては、必ず祈りを捧げること。
一、マスカレードが閉幕するまで、会場より退出してはならない。
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鉄槌を手にした聖女像の前に、少女が立っている。
柔らかに波打つ漆黒の髪と、冷たさを感じるほど真っ白な肌が、満月の光に照らされて闇に浮かんでいる。その足元には、鮮やかな赤が広がっていた。
ふいに、彼女の顔がこちらに向いた。黒光りする瞳が
──瑠璃。
甘く澄んだ声に呼ばれ、瑠璃の心臓がどくりと跳ねる。段々速くなる鼓動に合わせて、彼女の白肌に浮かぶ口角が弧を描いた。
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