こころ星 ー千里川ー

森田さとみ

前書き

もう70歳近いADHD(発達障害)を持つ私の小さい頃からのお話です。


 ADHDの子供がみんな黒柳徹子さんのように理解ある人達に守られた幼少期や人

生を過ごせる事はあません。

 ADHDでも、余程の才能がない限り、ジーミー大西さんや、さかなクン、スティ

ブ・ジョブズのようにもなれません。


 ADHDでなくても、親からの虐待、暴力を受けていたり、LGBTで悩んだり、ジ

ャニーズ問題のように小児性愛者によって傷付けられたり、一生消えない傷を負った

人は沢山います。


 誰にも相談できず、誰にも理解されず、心に深い傷を負っている人の事を思うと、

心が張り裂けそうです。


 人知れず、心に包帯を巻いている人、絆創膏を貼っている人、骨折してギブスをし

ている人、殴られて青あざが出来ている人、今すぐ心に酸素マスクして点滴を受けな

いといけない人が一杯居るのです。


 そんな子供達が、東横やグリ下に集まっているように思います。

 苦しくて、辛くて痛いのは、あなただけではありません。

 何とか、踏ん張って、負傷したあなたの心の星を輝かせて下さい。


 70歳近くなった私ですが、今でも、「何で…?」「どうして?」「どうして、そんな

人が居るの?」と、毎日、大人に怯えて生きている。本当に、大人が怖い。


 長年、書き溜めいていた幼少期の思い出やADHDのためか,,,大人になってからも私

にとっては、おかしな出来事が起こったり、継母との壮絶な争いなどの記録を綴って

いた文章が残っていました。


 生前から夫が「これ、面白いし、同じように苦しんでいる人に読んで貰えたら…

どうにかしないと…」と言われ続けていた事もあり、私の家の恥でもありますが、外

に出してみる事にしました。


 誰にも理解されず、毒親に育てられ、苦しくて辛い子供時代、高校一年の時に母が

死に、青空が見えたかと思うと、1年後には後妻(後に離婚)になる母が来て、虐め

られ続ける辛い日々を過ごした出来事などを《千里川》としてまとめました。

  

 社会に出て、マスコミの世界で仕事を始め、人生で初めての理解者の亡き夫・津

野陽二(作編曲家)と出会い、時代に先駆けた年の差夫婦・23歳差)との幸せに満

ちた暮らしの中で、実家に2人目の継母、後妻業のような女が来て、神経をズタズ

タにされ、神経科に通院を始めるようになった事や40歳になる前に、交通事故に

遭い、車や街が怖くなり外に出られなくなり、お医者さんを探し、今は亡き素晴ら

しい心療内科の安先生(2020年 NHKにて『心の傷を癒すということ』でドラマ化

された)に出会い当時まだ認知度が低かったPTSDと診断された事。


 そのPTSDの前に、私の心の構成がADHD(発達障害)で出来ていることを発見し

て下さり、

「今まで、しんどかったやろう」


「辛かったやろう」


「生きにくかったな…」などと言って下さり、涙が溢れた事。


それからの暮らしの中でも、心無い人から傷を付けられたりしましたが、後半

は、家にこもりがちになり、愛する陽二さんと笑顔に溢れた日々を送れたことな

どを《南堀江公園通り物語》としてまとめました。

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