55

第1話 55才

55才になって3ヶ月。

55だからこそ感じている事を

ここに記録して行く。

ここ３週間は、左上の歯痛に悩まされた。

水曜に歯医者に行き、日曜には歯痛は収まったが

顔とか肩・左喉などが痛い。過敏になってる。

桃に頬ずりをして後悔した時みたいな感じだ。

金曜が一番ひどくて　全身に何か感染の元が巡ってしまった様な感覚だったから、それが小さい刺みたいに残ってるんだろう。

いつもどこか不具合があるのが当たり前

そんな年齢になったんだ　きっと。

若い時だって、右股関節を人工にしてもらうまでは

ずっとどこかしら痛かったはずなんだけど

でもなぜか、今みたいな絶望感はなかった。

マイケルジャクソンさんが麻酔薬で亡くなったのは

彼が50才の時だった。2009年、16年前。

運動量も　心的ストレスも

我々一般人とは較べものにならないだろうけど

走り続けていれば　息切れがして

消える事のない深い疲れを感じる

50代って　そんな年齢だ。

これからはずっと

こんな風なのかもしれない。

2009年 秋に、私は離婚したのだが

マイケルさんの死を知った6月のその日は

元旦那と車に乗っていた。

ラジオから、マイケルさんの訃報が流れた。

私達は特にマイケルさんファンではなかったのに、

2人とも泣いた。理由は良くわからない。

何となく　元気で、幸せでいて欲しかったのかもしれない。いつも針のむしろの上で頑張っている様に見えたマイケルさんが　好きだったのかもしれない。

Shiny and sparkly and splendidly bright

Here one day and gone one night

Like a perfect flower

That is just beyond your reach

Gone too soon