第4話 豚一郎と豚二郎、二次元に救われる

 豚一郎はグッズの山に埋もれ、豚二郎は空っぽの財布を抱えて、二人ともすっかりボロボロ。しかし、ふと目を向けると、豚三郎は楽しそうに二次元美少女キャラと過ごしています。「二次元…それがあったか!」と、豚一郎は手を叩き、すぐにアニメを見始めました。

 「これだ!裏切りのない、最高の世界だ…!」と、豚一郎は新たに二次元美少女キャラを推し始め、部屋をアニメグッズで再び埋め尽くしていきました。

 豚二郎も、「スパチャが要らない…なんて経済的なんだ…」と悟り、ゲームに登場する二次元キャラに夢中になっていきました。推しに裏切られることもなく、財布をすっからかんにすることもなく、心の平穏を取り戻していきます。

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