第28話 カッキーーン
3回表、
「黒渦2ー2ラビット」となっている。
どっちが勝つかはまだ誰にもわからない。
1番バッター
投手は
ちなみに、鳥羽の変化球の持ち玉は、フォーク、スライダーだ。
初球のフォークを見逃し、次の高めスライダーを空振りする。2ストライク。
そして、つぎの外角のスライダーを見逃すが、判定はストライク。
見逃し三振で1アウト。
2番バッター
初球のフォークをファウルにし、次のスライダーを空振りする。
そして、つぎのフォークを打つ。
しかし、ボールは打ち上がり、
3番バッター
初球のフォークをファウルにし、次のフォークを打つ。すると...
カッキーン
ボールは外野の右中間に落ち、二塁打となる。2アウト、二塁。
ラビット学園、いきなりピンチに追い込まれる!!
4番バッター
初球のストレートを見逃し、次のフォークを打つが、ボールは打ち上がってしまう。
ふ〜、とりあえず一安心だ。
次は3回裏、ラビット学園の攻撃だ。
ここで、1点でも取れれば勝利となる。
逆に、ここで点を取れなければ、延長戦へと突入する。
3番バッター、
ちなみに、相手の変化球の持ち玉は、カットボール、サークルチェンジ、スラーブだ。
初球のスラーブを空振りし、つぎのサークルチェンジを見逃す。2ストライク。
そして、つぎのボールゾーンからストライクゾーンへと入るスラーブを空振りしてしまう。
空振り三振で1アウト。
ここで、僕は
急だったのでまぁまぁびっくりした。
「
そん時は、早瀬が代走として出てくれ。」
「あ、はい。わかりました。」
そして、アキレス腱などを伸ばしながら、準備運動をする。
少しにやつきながら。
(え、だって、甲子園の予選で出番が初めて来るんだよ。)
4番バッター、グッドマン
初球のストレートを打つ。
カッキーーン
球場内に心地の良い音が広がる。
僕も思わず振り向いて住まう。
ボールの芯をしっかりと当てたような音だった。
ボールはセンター方向に伸びる伸びる。そして...フェンスもを超える!!
そして、サヨナラホームランとなった!!
相手の守備のセンターもあっけにくれていた。
グッドマンは右手を拳で上げながら、一塁、二塁、三塁、本塁と戻ってきた。
ラビット学園の勝利だ。
ベンチにいた僕らも観客席にいて応援している方々もみんなで喜んでいた。
電光掲示板は以下のようになっていた。
チーム名 1 2 3 R H
黒渦 0 2 0 2 4
ラビット 1 1 1x 3 6
「グッドマン、すげぇな。」
今回、実は尾形以外、全員がベンチにいた高3たちもとても喜んでいる。
終了のミーティングをすませ、
「明日も学校あるんだから今日はゆっくり休めよ〜」
まだ、はしゃいでる僕らを見て名瀬監督はそういい、その場で解散する。
そして、僕たちは、2回戦へと駒を進める。
2回戦の相手は
今回、出番がなかったのは悲しかったけど、よし、次もみんなで勝つぞ〜!!
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