第16話 水を差す

【語句】水を差す


【意味】盛り上がった状況を邪魔する


【語源(捏造)】


茶の湯の世界では、客人同士がよい雰囲気で対話をしている最中に、亭主が急に茶釜に水を差すことは礼を欠く行為とされた。釜の音が変わり、雰囲気が壊れるためである。


『茶道手引草』(寛文元年)には、


> 「話の花咲く折に、水を差しては興もまた冷えぬ」

との一節があり、この行為が文字通り「水を差す」として避けられていたことがうかがえる。

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