本の話。
狩野すみか
『あのこは貴族/山内マリコ(集英社)』を読んだ感想。
第一章 東京(とりわけその中心の、とある階層)
お金持ちはいいなあ。
面白くてサクサク読めるけど、時々文章が飛躍?し過ぎて戸惑った。
すぐ結婚って、逆に怖いと思うんだけど…。
共働きより、家庭的な方が良くて離婚した男性もいるらしいので、探せばいるんじゃないかな?
華子に何の能力もなかったとしても、華子の親や姉妹が魅力的にうつる人もいるだろうし。
結婚したら、嫁に寄生するくせに…とは思うけどね。
同世代は頼りなく思えて、親に近い歳の男性と結婚した人を知ってるので、「話してみていいなと思えた唯一の男性(P.64)」と華子もお付き合いしてみれば良かったのに。
ブルガリ・プールオムって言っても、扱ってんのはブルーレーベルでしょ…。
私は坊ちゃん刈りの男性は嫌だな…。
マザコンか小学生の頃から変わってなさそうで。
お金持ちと結婚が決まってお正月に、この人の場合は別荘で親族にお披露目された人を知ってたけど、同じような展開が来るとは思わなかった…。
第二章 外部(ある地方都市と女子の運命)
子どもの入学式に来てるのに、「今日中に家に帰って夕飯の支度をしなくっちゃいけないからと、東京駅に向か(P.117)」うお母さんって一体…。
外交官になれるかどうかは知らんけど、「英語喋れるようになりた(P.118)」いのであれば外大では?
人文系は人気だった頃から、就職はどうするのか問題にされてたよ…。
美紀の弟は、「中古車を次から次へと乗り替えている。(P.130)」らしいけど、新車買ってローン支払ってる人もいるので、しっかりしてんなあ…と思った。
美紀のお母さんもすごい。帰省したからかも知れないけど、娘にお茶碗も運ばせないなんて。
娘を慶應に入学させたのに卒業させないなんて勿体な…。
返すの大変らしいけど、奨学金は考えなかったんだろうか?
優秀な人に出る奨学金とかなかったんだろうか?
第三章 邂逅(女同士の義理、結婚、連鎖)
勝手に披露宴会場とか決められても怒りとかないんだ…。
「わだかまりなんて一つもないような結婚(P.198)」なんてあるのかな?
私には、青木幸一郎は王子様には見えなかった。
美紀は賢い女だから幸一郎も付き合っていたんだと思うけど、私には華子の魅力が分からなくて、女同士の義理か何か知らんけど、そこまでしなくてもいいんじゃないかと思ってしまった。
仕事の付き合いとかあるかも知れないし。
Xのポストでも、ダブルのお金持ちを見るけど、ここには国際結婚は一切出て来なくて、戸惑ってしまった。
私もホテルオークラなんか行くこともなく、ドイツとも縁がなく、フランス料理を上手に食べることなんてないんだろうな。
華子の披露宴は、一昔前にテレビで放送されてた芸能人の結婚披露宴みたいだと思ってしまった。
「こちら側の世界の端くれに生まれ育った(P.228)」相楽さんみたいな自由な人を出されてしまうと、庶民って自由なのかな?と思ってしまった。
どんな人間も、他人から見れば薄情なところを持ち合わせてると思うし、結婚準備で揉めるカップルも多いみたいだけど、そんなに不安なら、もう少し落ち着いてからにするか、結婚するのはやめたら?と思ってしまった。
?「外国人には日本人女性がすごく人気があってモテるって言うじゃない?(P.232)」って、本当なのかな?
そんなに知らんけど、日本にフランス語教えに来たフランス人の先生は、普通に、「シルビアが~」とか言ってたけど。
?「男の人って女の人より、恋愛とかプライベートに割くパーセンテージが低いでしょう。(P.259)」なら、少年漫画やアニメで流行ってるラブコメや、ハーレムものは何なんだろう?
英語喋れるようになりたいなら、ブリティッシュ・カウンシルでは足りないと思うよ…。
みんな、華子が好きなんだなあ…。
華子も距離が出来た既婚組と同じようになってしまってるし…。
私も「これまで政治に特別の興味を抱いたことはなかった(P.262)」けど、小渕優子とか、小泉進次郎とかいるので、華子に驚いてしまった。
終章 一年後
華子が羨ましい。
離婚しても、友達のマンションに住まわせて貰って、彼女のマネージャーのような仕事をするようになるなんて。
P.10に、「父親のコネで大手化粧品メーカーに就職したときも、秘書課に配属された」とあったけど、人事の人は彼女の適性を見抜いていたのかな?
政治家の妻向いてたんじゃないかな?
美紀も、平田さんと会社始めて羨ましい。
この運転手さんは、物語の初めに華子を乗せた人みたいだけど。
美紀は、前の会社も、ラウンジの常連客に「話を合わせたりおだてたりするうち、「あたしのことも使ってくださいよ」と調子に乗ると、容姿がいいし機転も利くからとトントン拍子に採用が決まった。(P.169)」とあったけど。
これは、シスターフッドの話だったんだね。
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