第24話 それでも不倫はなくならない

 巷をお騒がせしているニュース、前橋市長小川晶さんのラブホテル密会。

二人きりで会う場所が、ラブホテル。

会う目的は、それでしょうって、皆さん邪推するのも無理なし。


小川市長は弁護士なんやから、相手側の奥さんに慰謝料請求されたら、すんなりお支払いになるんでしょうか?そこはビシッと謝罪して、慰謝料請求に対応してほしい。それやらんと小川さんの品格を下げちゃうよ。


既婚男性とそういうことすんのは良くない。

思慮も分別もありそうな人だと思うんだが、恋は盲目、鳥目は夜盲、ロンパは離れ目と昔からいう通りやわ(これ、うちの家訓みたいなもんね)


 そういや、不倫は文化とワイドショーで公言された人もおった。

それを観ていた私は、ワイドショーばっかし賑わせておらんで、肝心の俳優業で目立てよ!と毒づいていた。


独身女性と既婚男性との不倫が、やはし圧倒的に多い気がする。

男性側も妻との関係は冷え切っている、とか。相手側を言いくるめる。

お決まりの常套句でも、好きな人に言われたら萌える(燃える?)のか???


「そもそも不倫の関係に持ち込もうっちゅうのが、ダラダラ・ぐだぐだ好きな男のすることやないかい。」


グイグイっと勢いよく飲み干して、ビールのお代わり。

おタケさん、どう思いますか?


「男子ってはっきりさせんのが嫌なのよ。グレーが心地よいの❤️」


「不倫なんてバレたら、責任取らされるし、双方の親も巻き込むしで。

ロクな目に合わんのにな。」


理性が優勢なら不倫はしないか・・・。


「エロい男女は、背中で誘いあうからね。」


え?なにそれ?言葉じゃなくて、背中で誘い合うの?ピーナツぼりぼり。

私がポカーンとしておると、おタケさんは


「アライちゃんには難しいかもねぇ。」


と、ムフフ笑い。

聞きたい、聞きたい。その背中で誘いあう男女。


「今じゃあ、あんまり大々的な会合なんてないかもしれないけど。

商社だったら、企画商品発表会とか、そういう場で出会うのよ。立食パーティもついてたら、食べ物をお皿に盛るふりして、お目当ての男性まで近づくの。

ちょうど、背中あわせになるようにね。

そこで、ちょっと他の人と話なんかして、その後チラッと振り返るの。

相手の男も、こっちをチラッと見て、目と目が合うでしょ。それGOのサイン!」


へー、そして二人で示し合わせて会合抜け出し、別場所で再会ですかぁ。


「私だめやな、そんな手間暇かけて、またお会いしましょう!なんて。」


自分の性格からして無理だ。面倒が勝る。


「アライちゃん、これが面倒だなんてぇ!!!こんなの序の口よぉ。」


おタケさんには絶叫されちったけど、そんな事までして会いたくなる人か?

酔っ払っていても冷静になるんだよ、私は。

裏アカまで作って連絡取り合ったり、時間差攻撃で妻と不倫相手、二人とデートしたり。

そんな事しても100万円宝くじ当たるわけでもないのに、みんな、よくやってるな。

それでも不倫はなくならない。

やらない方が断然ええとわかっとるもんやけど、不倫はなくならない。

おいそれとは、なくならねぇなぁ(最後は歌舞伎の調子で)


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