零却寺プロジェクト

零却寺紫水

プロローグ0話

惑星ゼロ


青く美しい海が広がりいくつもの大陸に多くの種族が様々な場所で生存し自由に暮らしている。


惑星ゼロは竜核というエネルギーから世界の様々な調整を行っている。


竜核のエネルギーが太く熱く供給されている4つの場所には【管理者】という存在も確認されている。




この世界はそれなりに平和だった。


誰もこの先の未来なんてわからない。


想像もできない。


ただ平凡に穏やかに暮らしていただけだったのに。


どうして…こんなことになってしまったのか…


全てが赤く全てが闇に覆われ誰も…彼女以外誰も存在し得ない世界となっていた。


白い髪が風に揺れ彼女は空を見て孤独に笑うのだった。




「ふふふ…あはははははははは!!!」









【次元の狭間】








黒いフードを被った男が1人惑星ゼロでの未来を予測。緊急アラームが空間に鳴り響く。男は頭を抱えながらため息をつく。








「…これが…世界の崩壊…いや…それ以上の被害…まるでビッグバンじゃないか…このままではいけない。対策をしないと…」








苦虫を噛んだような表情でモニターを見ている。




カタカタ…指で文字を淡々と入力する作業。








「………また…か…これじゃ駄目だ。仕方ない…僕が動かないと駄目なんだな。………これは世界を救う戦いだ。」








男はモニターのスイッチを落とすと空間を歩き出す。 








「この未来を変えるために最適な方法…いくつもの惑星での協力者を集め特異点【惑星ゼロ】に送り込み未来の事象を変えるべくして動いてもらう事…さて…うまくいくか…不安でしか無いがやるしか無い。これはボク【星の管理者】ファウストの役目なのだから。」

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