第11話昼寝でもしようか

前書き

人間要素多くなってるなぁ

けど猫が狩り特化過ぎるんだよなぁ

人間が作業するのを眺めているのが主旨だったっけ?



カイ視点

地面を割った際、近くにいた人間が転んでいる


「いてて、けどこれで畑が作れるぞ!」


人間は前が見えないのだろうか、畑は作れるかもしれんが、家の目の前まで土地が割れ柵のいくつかは倒れているというのに


「、、、ごめんだけど、カイは玄関前と柵の場所を踏み固めてくれない?」


【アイテムボックス】


人間が初めてサカナを出した時の穴を出し、柵を吸い込んでいる。

本当に吾輩に地面の修復を任せるつもりなのだろう。

人間は嬉々としてクワを振るっている。

しかし、人間が世界樹と呼んでいるほうの寝床はやはり良い、この程度地面をたたくだけでは壊れなかった。

人間は吾輩に踏み固めるように言ったが、吾輩にそれほどの重さはない。

力を入れれば人間が吾輩に直すよう依頼する範囲が広がるだけだろう。

仕方ない腹が減るからあまりしたくなかったのだが。

仕組みは割愛するが、吾輩は体を縮めることが出来たように、体をでかくすることができる。

今の本来の姿よりもからだが大きく力も強くなる。

たしか火を噴くオオトカゲ何体かと相対したときもこれを使った。

閑話休題

今回の場合三倍にもなれば踏み固められるだろう。


「え!?カイって大きくもなれたの?」


踏みしめるよう言ったのは人間ではないのか?

近づいてきて吾輩の毛皮に体を埋める。

邪魔である、余所に動いてくれないだろうか。

吾輩が動けないではないか。


「畑はいいや、ちょっと乗せてー」


、、、仕方のない奴である、

何か出来るわけでもない、寝るか


「ふわふわだー、虎サイズだと出来なかったけどこのサイズだと全身で味わえるなー」

「ZZZ」

「え?寝たの?横になってから早くない?ベッド作ったのに、、、けどこの毛皮は僕が草を使って作ったベッドよりも寝心地が良さそうだな。この毛皮を持つならどこでも寝れるのも納得できるかも」

「、、、僕も寝るか」



結局僕たちが起きたのは夜遅くなってからだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る