第6話 高祖曰く、「呂布ト陳宮ニ罵倒(された)」

呂布の豪快な笑い声が響き渡る中、陳宮は冷たい目でレポートを睨みつけ、魏の主力への罵倒を再開した。


陳宮: 「……さて、このレポートの作者は、曹操と司馬懿を『推し』などと崇めておるようだが、まことに笑止千万!まず、曹操! あの男は、確かに才はある。だが、その本性は『天下の大盗賊』に過ぎん!理想を語りながら、己の私利私欲のためならば、平気で民を虐げ、無辜の者を殺戮する!奴の『覇道』など、ただの血塗られた自己満足厨二病全開の曹操と司馬懿当てられた奴の末期症状に過ぎませんね! このレポートのなどという評価は、まことに吐き気を催すほどの馬鹿げた妄言陳宮と呂布が聞いたら妄言どころかいきなり晋王朝を陳宮が作る事案ぞ!」


項羽が、陳宮の終わらない罵声ラッシュに大きく頷き、劉邦を睨みつけた。


陳宮: 「そして、司馬懿! あの男は、まさに『陰湿な裏切り者』の極み! 曹操の忠臣を装いながら、水面下で全てを操り、曹家を食い潰し、最終的には魏を乗っ取った『稀代の奸賊』じゃ! その『天才的な知略』とは、全てが『人の心を弄ぶ悪辣な謀略』に過ぎん! 『チート級の強さ』などと、まことに『愚か者の戯言』! 奴の顔を見るだけで、吐き気がする!」


陳宮の圧倒的な語彙力と罵声に呂布は、腕を組み、ニヤニヤしながらその様子を楽しんでいた。


呂布: 「ガハハハハハハハハ!! いいぞ、陳宮! まことに良くぞ言った!!」


呂布は、陳宮の罵倒に満足げに頷くと、今度は劉邦に向かって怒りの形相で詰め寄った。


呂布: 「おい、劉邦っ!! 貴様も人のことを言える立場か! 韓信殿に謝れ! 貴様がどれほど韓信殿を苦しめ、利用し、そして最後に裏切ったか、この儂は知っておるぞ! 今すぐ、韓信殿に土下座せい!! そして、項羽殿にもだ! 貴様は項羽殿の覇業を邪魔し、卑怯な手で天下を奪い取ったではないか!こんな!!」


呂布の怒りの矛先は、さらに漢王朝全体へと向けられる。


呂布: 「貴様が築いた『漢』とやらも、結局は、貴様の醜い血筋が争いを繰り返し、外戚や宦官がはびこり、最後は民を苦しめただけの『腐りきった王朝』ではないか! 貴様の『漢』は、まことに『張り子の虎』! 見掛け倒しの『偽りの天下』よ! 貴様の末裔劉備なんとかさんとやらも、結局は『漢』を名乗りながら、自ら『漢』をぶち壊す始末! 貴様の『漢』など、まことに『歴史の汚点』に過ぎんわ!!ガハハハハハ!!」


呂布の圧倒的罵詈雑言漢王朝sageラッシュに、劉邦は顔面蒼白となり、打ちし枯れた。


更に劉邦からすれば、劉邦の罵倒祭りにちゃっかりと、項羽が参戦し、韓信も加勢したのだ。


項羽: 「ハッハッハッハ! 呂布、まことに良くぞ申した! 貴様のような小物に、天下を語る資格などないわ、劉邦! 貴様は、常に人の力を借り、人の功績を奪い、そして最後は人を裏切る! まことに『卑劣漢』の極みだな!!」


項羽が劉邦を罵倒する。その時、劉邦のから、韓信の声が響いた。


まるで劉邦自身に、で一番苦労したのは誰かを、思い出せと、言わんばかりに。


韓信: 「その通りです、劉邦様! あなたは、私を『国士無双』と持ち上げておきながら、その実、常に私を疑い、利用し、そして用済みとなれば容赦なく切り捨てた! あなたの『人望』とは、まことに『偽りの仮面』に過ぎません!」


四方八方からの罵倒に、劉邦はついに逆上し、ブチギレた。


劉邦: 「うるせぇっ!! 貴様ら、好き勝手なことを言いやがって! おめぇらこそ、俺の偉大漢王朝の高祖様の良さみたいなのさが分からねぇのか! 大体、俺の末裔とやらも、ろくなもんじゃねぇんだよ! 劉備玄徳だかなんだか知らねぇが、漢室復興だのなんだの言っときながら、結局は天下を統一できず、蜀とかいう片隅の国で細々と皇帝やって、最後は魏に滅ぼされたんだろ!? まったく、情けねぇったらありゃしねぇ! あんな奴が俺の末裔だなんて、恥ずかしいったらありゃしねぇよ!!」

劉邦の、まさかの劉備玄徳へのディスり発言。

それは、である。

その瞬間、研究室の壁が再び輝き、そこから、威風堂々たる髭を蓄えた男が現れた。


劉備玄徳の右腕、関羽。


彼は、劉邦の言葉を聞き、その顔を怒りで真っ赤にしていた。


関羽: 「劉邦っ!! 貴様、何をぬけぬけと申すか!! 我が義兄、劉備玄徳様の御名を、その下劣な口で汚すとは、万死に値する!!」

関羽は、怒りに燃える眼差しで劉邦に詰め寄ると、その巨体で劉邦を思い切りど突き倒す!!


劉邦は、関羽の強烈な一撃に吹っ飛ばされ、床に転がった。

その顔は、まさにあの『横山光◯三国志シリーズ』の「ゲェーッ!!関羽っ!!」の関羽の登場に驚いた顔そのもの。


劉邦: 「ゲェーッ!! 関…!!」


しかし、すぐに劉邦は、ハッと我に返ったように、どこか悔しそうな、しかし妙に納得したような顔で、こう言い直した。


劉邦: 「……ゲェーッ!! 呂布っ!!」


まるで、「『ゲェーッ!!呂布!!』って言っとけば、なんかそれっぽいだろ?」

と言わんばかりの、どこか開き直ったような表情。

どう見ても関羽なのに、何故か関羽を呂布といい、しかも劉邦の顔が超ドヤ顔!!


劉邦のこの、あまりにも都合の良い「名言パクり」に、韓信と項羽は、もはや呆れるを通り越して、怒りが再燃した。


韓信: 「劉邦様! 貴方は、まことに劉備玄徳様に謝罪すべきです! 自分の末裔を、そんな風にこき下ろすとは、先祖の恥を知りなさい!」

項羽: 「その通りであるぞ! 貴様のような小物に、劉備玄徳の何が分かるというのだ! 貴様は、まことに『器の小さい男』めがっ!!」


二人は、倒れている劉邦に詰め寄ると、口々に罵倒を浴びせ、そして容赦なく蹴り出した!!

劉邦は、蹴られながらも、まだ何か言い返そうと口を開いた。


劉邦: 「ぐぬぬ……! 大体、おめぇらだって、ゲームの世界では好き勝手やってるじゃねぇか! なんか、とかいう女も、『真・三◯無双』に出てるらしいじゃねぇか! 項羽、おめぇの女だろ!?」


劉邦のこの、余計な一言が、新たな火種を投下した。

韓信: 「な、なんだとこの朴念仁めがっ!!」


韓信は、劉邦の言葉に、これまでの怒りとは比べ物にならないほどの激怒を見せた。

その顔は、怒りで真っ赤に染まっている。


韓信: 「虞美人との別れを引き起こす羽目になったあの歴史的大事件の被害者、項羽殿に謝れっ!! 貴様は、まことに人の心の痛みが分からぬのか!! 貴様のせいで、どれほどの悲劇が繰り返されたと思っているのだ!! 貴様は、まことに『天下の愚者』! 『人の道を踏み外した悪党』! 『歴史の癌』! 『存在そのものが罪』ですぞ!!」


韓信の、魂を削るような罵声ラッシュが響き渡った。


項羽は、虞美人の名を出され、一瞬悲しげな表情を見せたが、すぐに劉邦への怒りに燃え上がっていた。

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