第7話 ハーレムはあいつの手に…

 共同クエストをやることになった次の日、ゴッド眷属サーヴァントで俺たちは会うことになった。



「あっ!アルターたち来たよ!」


「久しぶりね。アルター」


「やぁ、久しぶり。みんな元気だった?」


「うん。アタシ元気だったよ!」


「もちろん私も」



 エルセーヌやフィリアがいつも以上に気分が良さそうだ。みんなアルターに夢中になりやがって!


 って…えぇぇぇ!



 アルターの後ろから来た光景に俺は衝撃を受けた。


 --おっぱいだ。

 目の前におっぱいがいる!



「レインも久しぶり!早速だけど、僕の新しいパーティー、星界スター継承者ヘリテージのメンバーを紹介するよ。」


 アルターは自信満々に俺たちにそう言った。


「あぁ…よろしく頼む」


「ちなみに、パーティーに入って来たみんな、勇者パーティーのファンなんだって。今回の共同クエストの件、すごく喜んでたよ」



 なんだって!?


 じゃあ、俺ももしかしたらあのおっぱいとお近づきになれるのか…?




「まず1人目。盗賊のマリア・ツーベル」


「よろしくお願いします。ワタシ、Bランクの《泥棒》の天賜を持っています。盗賊のマリアです。戦いでは主に相手の武器を奪って、弱体化することを得意としています」



「盗賊にもいろんな能力を持ってる人がいるのに、武器を奪って弱体化させるなんて、すごいね!」


「ありがとう。嬉しいわ」


 盗賊にも様々な人がいる。


 マリアのように弱体化させる天賜を持った盗賊から、トラップを仕掛けるもの、スキルを奪う盗賊もいる。




 --って、今はそんな盗賊の能力よりあのスタイルだろ!


 スタイルが良いなんてものじゃない!

 黒髪ロングのいかにもお姉さんみたいな人だが、なんだあのおっぱい!


 めちゃくちゃデカい!


 大きさではフィリア以上だ!


 しかも服装!


 胸元の空いた忍者のような服だ。今にもこぼれそう。


 …と俺は彼女の体に夢中になっていたのだろう。

 見られていることに気づいた彼女に話しかけられた。


「あれ?レインさん。ワタシの服装気になっちゃった?ごめんね。刺激が強くて。でもワタシ、天賜の能力的にも速い動きが必要になってくるからね。身軽さを重視すると、どうしてもこんな格好になっちゃうの。まぁ、その服装のせいで恥ずかしいことに、ワタシはスキルを使うと、服が破れちゃって使い物にならなくなることがあってね。すぐ裸になっちゃうから、替えの服をたくさん持てる人材を探してたの。前のパーティーはそれが原因で辞めさせられたの」



 なんだって…めちゃくちゃご褒美じゃねーか。


 どこのパーティーだよ。


 辞めさせたところ。


 

 …というか、おい!


 なんでよりにもよってそんな人がアルターのパーティーに来るんだよ!


「じゃあ、アルターにピッタリね!《格納》の天賜は荷物を保管するには最適だしね。でもマリア、気をつけてね。アルターも男の子。いつ狙われるか分からないわよ」


「まぁ、アルターの真面目さはアタシらが知ってるし、そんなことしないと思うけど…」


「あはは、確かに彼女は魅力的だ。でも、そこは気をつけるよ」


 妙に紳士的だな。俺ならもっと動揺するぞ。



「で、2人目は弓士アーチャーのカナ。彼女はレインたちのパーティーにも応募してたんだよね?」


「そうだよ。でも、求めている人材的にアルターの方が適任だったから、そっちに行くことを私たちからも勧めたの」


「レインもありがとう。天賜のランク的にも勇者パーティーの候補に最適だったのに、僕のために…」


「お前のためだけじゃねぇよ。カナ自身の能力的にもそっちの方が良いと思っただけだ」


 そんなのは建前だ。俺だってカナが良かったよ。


 クッ…ソ! 今からでもこっちのパーティーに来ないかな…。


 カナといいマリアといい、女性は全員あっちにいきやがる。


 3人目は男だといいが…。


 そうじゃないと俺のメンタルが持たない。



「3人目は錬金術師のハル・メディアン」


「よろしくな。ボクは錬金術師のハル・メディアン。天賜は《交換》の天賜。Aランクだよ」



 ボクっ娘!?

 おいおい、なんであいつのパーティーだけ、あんなに女性が来るんだ?


 めちゃくちゃ羨ましいぞ!


 彼女は青髪ショートの女性で、エルセーヌのようなスレンダーな体型をしている。

 でもお尻は彼女の方が大きいか…。


「錬金術師なんて、めずらしいわね。どんな天賜なの?」


「うふふ…それはね」


 突如、ハルがマリアに手をかざした。


 その瞬間!


「キャっ!」

「えっ!」

「…。」

「あはは…またやっちゃった」

「わぉ!やっぱり私より大きわね」

「うふふ…。やっぱりフィリアちゃんより大きいのか〜」

「何…だと!」


 突如、マリアの豊満なバストが晒された。


 というか…着ていた服装が上下セットの忍装束のようなものだったので、全裸になった。


「ちょっと!人前ではやめてって言ってるでしょ!」


「ごめんごめん。でもいいじゃん!減るもんでもないし。あっ…マリアの服は減るか。ククク…」


「もう!ハルはしょうがないやつだな。はい、マリアの替えの服」


「ありがとう」



「てな感じかな!ボクの天賜!」


 スっと…ハルが出したのは回復ポーションだった。


「ボクの天賜は自分たちの所持品を差し出す代わりに、必要なものを出せるスキル!このパーティーはマリアの服やカナの矢みたいに物が多いパーティーだからね。ボクにはぴったりなのさ」



「すごい天賜ね。とても便利」 


「まぁ、欲しい物のレアリティが高い物だと、こちらが捧げる物の数や価値も高いものになるけどね。このパーティーには回復士ヒーラーがいないから、ボクがその役目も務めてるってわけ」



 アルター…めちゃくちゃ羨ましいじゃねえか!


 俺が望んでたハーレム計画をあいつ簡単に作りやがって!



「ゴホンっ…では俺の自己紹介もしようかな。と言っても、レインのパーティーの盾士タンク以外はみんな知ってると思うけど…」


「そうなるな。でもよろしく頼む」


「改めまして、アルター・モーランだ。《格納》の天賜を与えられ、今は万能士レンジャーをやっている。天賜のランクはCだ」


「では、最後に俺も。俺以外の勇者パーティーはみんな知ってる有名人だしな。俺が新しく入った盾士タンクのサンドル・ケーロンだ。《火炎耐久》の天賜を与えられだ。天賜ランクはA。だが、俺は鍛えてるからな。火炎技以外の技も止められるぞ」



「よし!これで全員のことわかったわね。じゃあ、私たちのパーティー、光焔セラフィック天翼フレアと、一緒に共同クエスト行くぞー!」





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