ボッチの僕にはミチが居てくれたから……
かず斉入道
第1話 クラスに一人はいるだろう、ムードメーカー的な奴が? (1)
僕のクラス──。音瀬戸高等学校の一年一組には大島道徳と言う名前の生徒が居るのだが。
そんな彼は青春をテーマにしたドラマやアニメ、マンガ、ライトノベルなどの物語に出演をしているような理想の生徒会長やクラス委員長……。
そう男女問わず誰からも好かれる模範生のような高校生の男子がテレビの画面や書籍から飛び出してきて三次元で生活をしているような、僕達のクラスのよく他人のことに目が利き、行き届いて、気さくで優しいから。ミチは誰からも好かれる僕達のクラス委員長さまでね。
そんなクラスの人気者、ムードメーカー的な彼──ミチを紹介した僕はと言うと?
小中高と他人に馴染まず、クラスの輪に入るのが苦手だから、他人に合わすことも順応性と言う物も多分生まれた時から僕は欠品……。備わっていないのだろう?
まあ、そんな僕だから、みなさんの期待通りの根暗……。いつも下を向いて歩き、他人と話す時も下を向いてブツブツと呟くような僕だから。小中とみなさんの期待通りのぼっち……。虐められっ子……。
だからいつ自殺をしても可笑しくは無い僕だから、幼い頃よりいつも制服のポケットには電工ナイフを忍ばせているから。
僕はいつでも自ら首や手首を切り、自殺をすることが可能なのだよ。
だからみんな~! 僕は凄いだろう~!? と、自分の胸を張りたくなるよ、と告げたい僕だけれど。
所詮虐められっ子の僕……。毎年……。毎学期にクラスメイトたちから侮られ、蔑まれ、嘲笑わられても、自分の学生服のポケットに忍ばせている電工ナイフの刃をカキン! と光輝かせながら異世界冒険譚の
そうトイレは駄目だね……。トイレだと上からトイレのバケツに水を汲まれ──。扉の上からバシャン! と水をかけられたことも多々ある。
それに大トイレの扉の足元から濡れた束子やモップを突っ込まれて制服のズボンがビシャビシャになったことも多々あるから。
僕はその都度トイレに隠れるのは駄目だと察したから、他の場所へと逃げるようにしているよ。
しかし僕が高等学校と言う物に入学してからは、学校での生活が急変してしまった。
だから僕は大変に驚愕をしたのだった。
◇◇◇
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