3-5
5日の日にしばらくおとなしかった立石さんから連絡があって、迎えに行くからと・・・。お昼ご飯にと、はま寿司に行って
「年末から正月まで 何かと仕事があってね 世間が休みだと工事関係は意外と忙しいんだよ それに昨日は新年会だろう 新人としては辛いんだよ 飲むも」
「へぇー ご苦労様でした」
「おぉー ねぎらってくれるんか 嬉しいね 真美からの言葉」
「一応 お定まりの言葉なだけです 強気な立石さんが珍しく落ち込んでいるみたいだからー」
「それでも いいんだよ それが段々と愛の言葉に変わっていくんだよー」
「強引なのは変わらないね あのねー ・・・ さっきから 海老天とエンガワばっかーね あっ 鯛とつぶ貝もあるかー」
「まぁ この4つは値段の割にはまぁまぁなんだよ まぐろなんかは 3つの回転寿司の中では最低だろうな 本当は金沢のうまい寿司屋に連れて行きたかったんだけど 疲れてしまってな また 今度な」
「そんな気を使わないでください 私は 充分です」
その後は、赤レンガのカフェでお茶を飲んでいたのだけど
「この前 仕事でミスをしてしまってな 親父からこっぴどく叱られたんだよ」
「そんなこともあったんだ」
「注文をもらった車両を他の作業員から聞いて居たんだけど、俺は、それをデーターに入れるておくのを忘れてしまって・・・幸い 1台 予備があって 事なきを得たんだけどな」
「ふ~ん そんな注文を口頭で伝えるのも悪いんじゃぁ無い? 大切なことでしょ! 私 よくわかんないけどー そんなの書類とかで伝えなきゃー」
「あぁー そーだよな それは ルール化するように変えるよ そーいうとこって ウチの会社は遅れているからなー 真美 いいなぁー これからも俺の嫁さんになって助けてくれよー 可愛いし、頭も良いし 俺が嫁さんにって決めた価値あるよ」
「だからぁー お嫁さんって・・・」
「あのさー どうやったら 付き合うというか・・・」
「今でもネ こーやってデートしてるんは立石さんだけだし・・・あの関係もネ 同じようなもん違うん?」
「じゃぁ 付き合っているって言って良いんか?」
「違う! なりゆきなだけ 先輩と後輩の関係」
「それも 無理あるなー 身体のつながりもあるし・・・」
「それは 絶対に秘密にしてよねー バラしたら もう 絶対に話もしないからね! だから 言いなりになっているのに・・・まだ 私は高校生なんだからね 考えてよネ」
「そうか 高校か・・・俺は 無茶苦茶なことやったんだな」
「何を 今更・・・私の青春を壊しておいて・・・」
「だから これから 苦労はかけないって言ってるのに・・・」
「いいの! その話は・・・ねぇ お姉さんって 今 幸せそう?」
「あぁ 子供 お腹に居るみたい」
「えぇー もう?」
「うん 姉も 遊んでたからなー 直ぐに やったんだろうなー」
「やった? ? ? の・・・」
「うん やった」
「お見合いでしょ?」
「でも 相手も 相当なもんだったらしいから」
「ふ~ん お金持ちって 後先 関係無いんだ」
「なんだ それっ! 特別みたいじゃん」
「だって 庶民は 純潔とか 考えるヤンかー」
「真美もそーやたんか?」
「・・・うん 嫌だ ゆうてんのに 無理やり・・・」
「だったかなー でも 今は いいんだろう?
「・・・しらない!」
「なぁ 真美 もしかして 初めてだったんか」
「・・・ そんなこと 女の子に言わさないでよー」
私 あの人と先に経験しておいて、良かったと思っていた。私の中では、初めて愛した人。愛しても無かったこいつと・・・。でも 何だか この人のペースに抱き込まれていっているみたいなのだ。今日は、彼も相当 心身ともに疲れているみたいで、そのまま 私を抱きたいともなく、家まで送ってくれたのだ。
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