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それから1ト月程して、又 あいつからの誘いがあった。
「いいじゃぁ無いのー 気に入られて・・・可愛がってもらってるんでしょ 機嫌を損なわないようにしなさいね 私達の将来のスポンサーになるかもしれないんだからぁー」
まさか 菜美は、あの時 立石さんをけしかけたのかもと しきりに彼との間を勧めて来るのだ。あのスポンサーということに、その気になっているのかしらー・・・私は、菜美のことを疑い掛けていたのだ。
「今日は 大津に行ってビィアンカに乗ろう」と、高速を走り出した。でも、船に乗っても私は面白くも無かったのだ。別段 特別な景色を見れるわけでも無く、琵琶湖の中から周りの山々を眺めるだけで、感動もしていなかった。
降りてきた後 「厚焼き玉子と鰻の店 それなりに有名なんだよ 日本一の鰻とか言っている」と、少し走って、木立の中に部屋があって風情豊かな所。確かに、鰻はいつ食べても美味しいのだけど、私はこの後 又 身体を自由に遊ばれるのかと気が重かった。ガクさんの時には、甘くて夢心地だったのだけど、立石さんとは違うのだ。恥ずかしいことばっかりで責められている感じがする。
しばらく琵琶湖沿いを走って、琵琶湖大橋が近づいた時、横に逸れて、岩に囲まれた門をくぐるとヤシの木なんかがあって南国風の建物のところ。彼は当たり前のように入って車を停めていた。
部屋の中は、バスルーム、ベッドルーム、リビングとそれそれが段差になっていて凝っていた。
「先に 風呂に入るか」と、促されて、私は遅れてタオルで隠して入って行ったのだけど、直ぐに外されて抱きしめられ
「縁に座って こっちに向けて脚を広げて見せろ!」
「そんな 恥ずかしいの いきなり・・・」
「なにが恥ずかしいだ ふたりだけだよー お前は 俺の女だってこと忘れているのか! 素直に早く ヤレ!」
仕方なく、言われるままに・・・だけど、私の中心を舌で突かれ始めると、私は
「うぅー そんなのぉー あぁー」
「なんだ 気持ちいいのか? 可愛い声 出しよってぇー」
しばらく、彼に遊ばれていると
「ふふっ 後で たっぷり 可愛がってやるからな よし 今度は 真美が俺のを これから お世話になるんだからな ご挨拶をしておけ」と、私の口に向かって突き出してきた。
ベッドに連れて行かれた後も、彼は私に恥ずかしい姿勢とか、いやらしい言葉を言うように強制してきたのだ。
「ねぇ どうして そんなに 私のこと 恥ずかしいことばっかり・・・させてぇ・・・」
「どうしてって お前は俺のものだってことを、教えてやってるんだ 俺の嫁さんになるんだからな」
「私 そんなこと・・・ 結婚するなんて・・・こと・・・」
「まぁ こーやってると 俺の嫁さんになるしか ないんだって! こんな恥ずかしい いゃぁーらしいことまでやっていて 他の男の前に出れるかぁー?」
「だって あなたが やれ! って無理やり・・・」
「無理やり? でもやってるんは真美だろう? 好きなんだろう? 俺は、はっきりと真美のことが好きで、愛してるって言っているんだよ 俺の女に、そんなことやってもらっても 誰からも文句言われないよー だろ?」
「だって・・・あれは 写真が・・・」
「写真ってなんだよ 記念写真のことかぁ?」
「卑怯だよー そんなの・・・」
「卑怯なのは どっちだよー 俺は はっきり 真美を嫁さんにしたいって言ってるのに 真美こそ フラフラしてるじゃぁないか!」
「・・・それは・・・」
「それはって まだ あの大学生のこと引きずってるのか? だめだよ 離れてしまってる奴なんか 就職も決まんないんだろう?」
「就職先 決まってるんだよー・・・北海道の会社」
「へっ へっ 北海道? 外国みたいなもんだよー 韓国の方が近いんじゃぁないの! そんなの続くわけ無いじゃん そのうち忘れられるって 俺からしたら、そいつに遊ばれてるよーなもんだって! 男と女は離れていたらダメになるって! 抱きたい時に抱ける距離がいいんだよー お互いにな 楽しむんだよー こーやって」
そして、又 私に被いかぶさってきていたのだ。その後は、月に一度程度は呼び出されて、彼の言うなりになってしまっていたのだ。
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